ダンボールにサケのイラストを描く

ダンボールにサケを描く画像
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大きな口の鮭

川の中で大きな口をあけた鮭をイメージしてイラストを描いた。川で生まれて海での長い回遊の旅を経て、再び生まれた川に遡上して戻ってきたサケ。産卵で川に戻ってくる来るサケはメスを巡って尾びれをバタバタさせたり大きな口で威嚇したり、オスたちで争ったりするそう。卵から孵って、海で4~5年回遊し、川に戻って、産卵したあとは死んでしまう。壮大な生命の営み。そんな大きな口と尾びれで最後に精一杯頑張ってる鮭のイラストをオイルパステルで描いてみた。

サケとマスの違い

鮭について調べてみたら、サケとマスは生物学的には違いが無いらしい。しかもサケ(鮭)という名称の魚はいるが、マス(鱒)という魚はサクラマス、カラフトマス、ニジマス、クニマス、ヒメマスなどいろいろなマスの総称らしい。サケとマスに生物学的に明確な違いが無いなんて知らなかった。

回遊しない鮭もいる

川で生まれ海に出て再び生まれた川に戻ってくる、回遊する鮭が一般的だが、海には行かず淡水で過ごす鮭もいるらしい。海外では回遊する鮭をサーモン、川など淡水で育つものをトラウト分けて呼ぶそう。そういえばスーパーなどで魚のコーナーに行くとアトランティックサーモンとトラウトサーモンが置いてある、あれは回遊しているか、淡水で育ったかの違いなのだろうか。

描き上がった鮭イラスト

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ダンボールを適当に切ったものを沢山並べて、鮭に合いそうなフォルムのダンボールを探した。大きな口を開けているようなシルエットのちょうどいいダンボールがあったので、これに鮭のイラストを描いた。鮭の身体の色も青系のみだと賑やかな勢いがないので補色である黄色やオレンジなども入れて泳いでいるような勢いを表現してみた。絵を描くときは下に台紙を敷いてイラストを描くのだが、台紙もカラフルになって綺麗だ。出来上がったらイラストを定着させるためにフィキサチーフをたっぷり掛けたらいい感じに仕上がった。

鮭のうろこも描く

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鮭のうろこも薄い水色でしっかりと描いたあとに黒や濃い青、白でハイライトなどを入れ、近くで見た時にうろこのキラキラした質感がよく分かる感じにした、遠くから見たときの全体のバランスの見え方や、近づいたときのデティールの見え方を考えて描くと良いと思う。

フレームに入れて出来上がり

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フレームに入れると額縁効果でイラストが引き立つので最後はフレームに入れることにしている。勢いのある口の大きく開けた必死の形相の鮭が描けた。今回は一匹の鮭を描いたが、雄と雌で頑張ってる姿でもよかったかもしれない、あるいは産卵のために巻き上げる砂煙などを背景に描いてもリアルな感じで良いかも。イメージを沢山膨らませることが大事。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku

 


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