イラストの色について(茶色の色彩)

イラストの色について茶色、ブラウン
スポンサーリンク

茶色(ブラウン)について

イラストやキャラクターを描く時に第一に考える事は色の事。どんな色を選ぶかによって見る人の印象が大きく変わります。それだけ色彩が人の心理に及ぼす影響が大きいのです。また、いきなりイラストやキャラクターを描くよりも先にイメージを考えて、それに伴った色を選ぶほうが最終的な絵の着地点が見えやすいので、描く時にもイメージがブレずに完成度の高い作品作りを行う事が出来ます。今回は茶色(ブラウン)について調べてみます。茶色は土のイメージで見る人に落ち着いた印象を持たせる色です。

茶色(ブラウン)のイメージ

茶色ブラウンの色彩心理についての説明画像

茶色(ブラウン)で思い浮かぶのは広大な大地の土の色のイメージ、どっしりと根の生えた木の色など大自然のイメージがあります。自然でナチュラルな印象があるので多くの人にとって温もりや安心感や安定などのイメージを抱く色彩です。また安定感のイメージから大人で上質、高級感を抱かせるハイセンスな色彩にもなります。一見、控えめで地味な色だが他の有彩色と馴染みやすいので調和のとれた配色を作る事ができるでしょう。

自然、安定、調和

イラストやキャラクターにこの色を使う時も土や木など自然のイメージ、緑も同時に配色して木と緑で自然でナチュラルな印象をより強調しても良いかもしれません。他にも温もりや安心感をテーマにしたキャラクターに茶色を使ったり、安定感や安心感の延長線上で大人でハイセンス、あるいは伝統的で高級感といったイメージをイラストに打ち出す事にも茶色(ブラウン)は非常に有効でしょう。控えめで馴染みやすい色なので他の有彩色を効果的に配色したイラスト作りで茶色を生かす事も良いでしょう。

色の持つポジティブとネガティブ

色にはポジティブとネガティブなイメージがあり、イラストを描く時、効果的に使えば良い面を引き出す事になる。茶色(ブラウン)は周囲の色を調和してくれる使い方によっては良い効果をもたらす色だ、しかし色の濃度や面積比によっては泥のような色で汚い、陰気でつまらない色になってしまう。したがってこの茶色(ブラウン)は今どんな印象になっているのか、常に考えていく事を心掛けると良い。茶色(ブラウン)は色の濃度(トーン)にも気を配ったり、有彩色を効果的に配色する事で様々な印象を持たせる事の出来る色なので配色には注意を払うと良いだろう。

茶色(ブラウン)のポジティブなイメージの例
土、木、大地、自然、安定、安心、伝統、高級、ハイセンス、重厚、温和、渋さ

茶色(ブラウン)のネガティブなイメージの例
泥、汚い、普通、退屈、変化の無い、頑固、保守的、陰気

茶色(ブラウン)は他の色を調和してくれるが使い方を間違えると退屈や汚い印象になる。茶色(ブラウン)の意味するポジティブ、ネガティブには様々なイメージがあるので調べてみるといいでしょう。イラストやキャラクターを描くときは、茶色(ブラウン)の意図したイメージを考える。あるいは茶色(ブラウン)は他の有彩色を調和させる働きがあるので、調和させた結果、意図したイメージにどのように近づけるのか考える事でイラストやキャラクター制作に大いに生かす事が出来るだろう。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku


スポンサーリンク