pukumuku絵本を実際に描いていく

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絵本を実際に描いていく

イラストラフをつくるの続き

イラストラフから実際に絵本を描く

台割からイラストラフを制作したら今度は実際にイラストを描いて絵本を制作していく作業になる。すでにイラストラフがあるのでおおよその構図や色彩などは決定しているはずなので、ここからは絵の具でも立体でも色鉛筆やマーカーパステルでも何でも好きな画材を使って描いていけば良い。ただし文章は子供が読むので、小さなお子さんが楽しく読み進んでいくことを考えて大きな文字や短くて読みやすい文章を考えていく。

絵本を描いていく

最終的な形を想定する

イラストが描き終わったら電子書籍にするので最初からデジタルで描く場合以外は最終的にスキャナーやデジカメなどで撮影してデータにしていく。絵の具などで絵を描いて、スキャナーやデジカメなどで撮影してから文字を別にパソコンなどで書き込んでいく場合はイラストと文字の余白を意識して絵を描くことを心掛ける。

複数の人で制作する場合

今回は一人で電子書籍絵本を作ることを想定していたが、例えば文章とイラスト、あるいはデザインなど別々に複数の人で制作する場合は以下のことに注意するとよい。

●制作の締め切りを取り決めておく。複数で制作していると締め切りがないとスケジュールが見えないので、全員で共有できるスケジュールを決めておく。

●テーマや文章の内容などを全体で共有しておく。台割でも書いたが複数で制作していると内容が脱線してしまわないためにもテーマや文章の内容や方向性を最初に決めて全員で共有しておくことが大事。

●著者名。複数で制作しているのならば著者名も複数並ぶので作、原案、ストーリーなどで著者名や名前の並び、ペンネームか本名かなど決めておく。

●絵本のイラストのサイズ。イラストを発注する場合はサイズや文章を入れる余白の必要性などを伝える。

複数の人で制作する場合はだいたいこれくらいのことを決めておく。なんとなく制作していくと方向性がバラバラになってしまったり、話の行き違いで制作が大幅におくれてしまう可能性もあるのでしっかり決めておこう。

奥付をつけてもよい

他にもインタビューなどで制作に携わった人がいる場合は奥付をつけても良いかもしれません。商業誌など書店に流通している本の裏表紙に必ず記載されている発行者、著者、発行日などが記載されているものが奥付です。個人で作る電子書籍には特に入れないといけないわけでもないのですが、絵本制作に携わった人が多い場合などに誰がイラストを描いた、誰が写真を撮った、インタビューは誰かなどのクレジットを記入しておくと良い。

校正、校閲作業を行う

ここまでで絵本がほぼ完成しましたが、出版社では文章などに校正を行います。校正というのは文章に誤字脱字などの間違いがないか、文章の内容に誤りがないかなどを確認する作業。校閲とは文章の意味の整合性などの確認作業。個人で電子書籍を販売する場合は出版社などと違い誰も誤字脱字をチェックしませんので、自分で校正するか、外注して客観的な立場でチェックしてもらう必要があるかもしれません。自分で校正する場合は最低限、送り仮名、漢字、ひらがな、カタカナの統一などの校正作業。文章の整合性が保てているか、書かれている言葉の意味、あるいは描いたイラストと言葉のシチュエーションは合っているのかなどの校閲作業を行うと良い。また複数の人で電子書籍を制作しているならば制作スタッフ全員で校正、校閲作業を共有すると客観的な見え方ができて良い。

絵本を描き、校正、校閲作業を行ったら次は絵本のデータを軽くするなど最終的に電子書籍で販売するデータの作成を行っていく。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku

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