雲取山にイラストの写真を探しにいく

雲取山に登る
スポンサーリンク

絵本用に使う写真を撮りにいく

先日、日和田山に絵本用の写真を撮りに行ったけど、もう少し写真があったほうが色々なイラストが作れると思ったので、他の山にも登って絵本イラストの写真を撮る事にした。せっかく山歩きするなら今度はテントを持って一泊してこよう!今回は雲取山に行く事にした。

雲取山絵本イラスト

絵になりそうな木の穴や苔むした木、変わった形をした岩など、いろんな写真を撮って、それにイラストを入れて絵本にするのが目的。

登山コース

雲取山はいろいろな登山コースがあるが、秩父の三峰神社から登る三峰ルートと奥多摩の鴨沢バス停から登る鴨沢ルートなどがよく登られているルート。今回は鴨沢ルートから登ることにした。このルートは鎖場など特にないし、ルートもしっかりしてるので道迷いなどの心配もない。

奥多摩駅ー鴨沢バス停ー七ツ石山ーブナ坂ー雲取奥多摩小屋でテント泊ー雲取山ーブナ坂ー鴨沢バス停ー奥多摩駅

持っていくもの

MILLETミレーのザック70リットル、山と高原地図(雲取山・両神山)紙の地図とアプリの両方、テント、グラウンドシート、シュラフ、ゴアテックスレインウエア、軽量ウィンドブレーカー、エスビット(固形燃料)とクッカー、チタン製シェラカップ、折りたたみスプーンと箸、折りたたみ歯ブラシと歯磨き粉、ストック、軽量LEDランタン、LEDヘッドライト、エアマット、プラティパス(水筒)、500mlのペットボトル飲料、夜と翌朝の食べ物(アルファ米など)、行動食と飴などのお菓子、絆創膏や薬など救急セット、タオル、iPhoneの予備バッテリー、ゴミを持ち帰るためのレジ袋数枚、靴下や下着などの着替え、熊鈴。

軽いのでツェルトでも良いかと思ったが、久しぶりなのでモンベルのテントを持っていく事にした。あと登山靴はMERRELL(メレル)のカメレオンというトレッキングシューズにした。この靴ビブラムソールなのに買ったばかりだと雨の後の岩場など滑りやすいので気をつけて歩かないと危険。

奥多摩駅

雲取山の登山写真「奥多摩駅」

奥多摩駅到着。ちょっと雲っているけど雨が降りそうな感じではない。都心よりは少し涼しい。ここからバスに乗って鴨沢に向かいます。

鴨沢バス停

雲取山の登山写真「鴨沢バス停」

バスに揺られる事、数十分。鴨沢バス停に到着。

一般道を通り登山口へ向かう

雲取山の登山写真「雲取山、七ツ石登山道」

バス停から登山口まで歩道やちょっとした山道を通り30分程歩きます。

登山口

雲取山の登山写真「七ツ石山、雲取山登山道」熊出没注意

雲取山の登山口。ここから七ツ石山を経由して雲取山へ向かう。熊出没注意とのことなので、熊鈴をザックに取り付けて登る。

七ツ石山

雲取山の登山写真「七ツ石山」

ところどころで絵になりそうな場所を見つけては写真を撮りながら、延々なだらかな山道を登る、七ツ石小屋から七ツ石山に至る手前が少しだけ急な登りだったが、とくに危険な場所は無い。七ツ石山に到着。ここまで来れば雲取山はもうすぐ。

尾根道

雲取山の登山写真「尾根道」

七ツ石山から尾根道を下って、なだらかになってきた。ここまで来ると山が連なっていて景色が良い。

ブナ坂

雲取山の登山写真「ブナ坂」

ブナ坂到着。トラロープが張られ唐松林道が通行禁止となっている、山と高原地図見てみると大ダワ林道など崩落で通行禁止の箇所がかなりあるようだ。

このまま石尾根縦走路を行く。

尾根道

雲取山の登山写真「石尾根縦走路」

なだらかでとても気持ちのいい尾根道

雲取奥多摩小屋のテント場

雲取山の登山写真「雲取小屋キャンプ場」

奥多摩小屋に到着。鴨沢バス停で9:30分に登ってまだ12:30分。ここから雲取山山頂まで40分くらいかな、テント泊じゃなくて日帰りでも良かったかもしれないな。でもせっかくテントを持ってきたのでテント泊してのんびり過ごすとしよう。

奥多摩小屋に幕営料500円を支払ってテントを張る。久しぶりのテントの設営でペグ打ちするのに時間掛かってしまった。

お湯を沸かす

雲取山の登山写真「ご飯作り」

テントを張ったら一休み。適当な大きさの石を取り囲むように置いて風防代わり、Esbitエスビット(固形燃料)でお湯を沸かしてコーヒーをいれる。山で飲むコーヒーは本当に美味しい。

エスビットのいいところはガスストーブのようにかさ張らないところだ、登山ではザックに入れるものは軽量化する事が基本。エスビットなら固形燃料とクッカーだけでいいので楽チン。最近はテント泊の装備ではガスストーブよりエスビットを持参することが多い。よく使っているのはEsbit(エスビット) クックセット 585mlと 985ml  。585mlのほうはコーヒー1杯くらいしか入れられない量なので、テント泊では985mlのクックセットだと例えばアルファ米に入れるお湯、コーヒー、コーンスープなど同時に使えるくらいのお湯を沸かす事が出来るので用途によって使い分けるといいだろう。

夕方のテント場

雲取山の登山写真「キャンプ場の夕方」

のんびり絵本用の写真を撮ったり、水場でプラティパスに水の補給などを行った。今日は雲取山山頂には向かわず、明日朝日が登る時間に雲取山に向かう事にした。夕方は西日がまぶしい。平日なのにテント泊が結構いるんだな、モンベルのテント率高い。

月とテント

雲取山の登山写真「夜の月とテント」

山登りでテント泊した時は夜の星空を眺める事が何よりも楽しい。少し寒いのでウィンドブレーカーとレインウエアを着込み、時間も忘れて空を眺める。月がまぶしい。

都内では月を見ても街灯やビルの明かりでこんなに明るいと思う事はない。暗闇で見る月はまぶしすぎるくらいだ。雲が少し多いが、雲間から星も沢山見える。

時折キーキーとかガサガサとか獣の鳴き声や通る音が聞こえる。

明日は早いので10時くらいには寝よう。

ヨモギノ頭

雲取山の登山写真「尾根道」

石尾根縦走路を歩き、ヨモギノ頭を通り小雲取に向かう。

小雲取

雲取山の登山写真「雲取山山頂へ向かう」

小雲取から雲取山へ向かう。

雲取山頂避難小屋

雲取山の登山写真「雲取山避難小屋」

雲取山頂避難小屋が見えてきた。避難小屋の中を見てみたがすごく綺麗。数人宿泊している人がいた。

山頂案内図

雲取山の登山写真「雲取山山頂までもうすぐ」

避難小屋の脇に案内図があった。山頂はすぐそこ。

雲取山山頂

雲取山の登山写真「雲取山山頂」

やっと雲取山山頂。ここから富士山が見えるようだが、あいにくガスっていて富士山は見えなかった。

雲取山

雲取山は日本百名山の一つで東京都・埼玉県・山梨県の境界にある標高2017メートルの山。天気がいいと富士山、南アルプス、関東平野などが見渡す事が出来る。

三角点

雲取山の登山写真「雲取山三角点」

雲取山には複数の三角点がある。手前が原三角点(原三角測點)、奥にあるのが補助点

「原三角測點」とは

明治11年(1878年)〜明治16年(1,883年)内務省地理局により「全国大三角測量」が行われた。その時に選点・埋標されたのが「原三角測點」と言う。原三角測點の現存しているのは雲取山(東京)、白髪岩(群馬)、米山(新潟) のみ。とても測量の歴史的に貴重なものらしい。

現在の三角点

雲取山の登山写真「雲取山三角点2」

こちらが今現在、使われている三角点。

山頂でしばらく景色を眺めていたが富士山も見えないが、バスの時間もあるのでそろそろ下山することにした。

ブナ坂

雲取山の登山写真「ブナ坂」

帰りは七ツ石山は通らずブナ坂を下って鴨沢に向かう。

鴨沢へ向かう

雲取山の登山写真「鴨沢へ」

至る所に標識があるので迷う事はない。下山中に登りの登山者と数十人すれ違った。平日なのにやはり人が多いな。

ツツジの花

雲取山の登山写真「ツツジの花」

下山中にツツジの花がいたるところで満開だった。緑色の木々とのコントラストで色がとても鮮やかに見える。

山頂から2時間で鴨沢バス停まで着いた。バスが来るまで1時間。目の前の奥多摩湖を見たり、絵本用の写真を撮ったりのんびりした時間がすぎていきました。

雲取山に登ってみて往復でだいたい6時間くらいだった。また行くとしたらバスの時間が合えば装備を軽くして日帰りでもいいかな。

今回も絵本のイラスト用に写真が沢山ストック出来た。こんどはどこを歩こうか。これから秋くらいまで、またいくつか山歩きして絵本用の写真を撮り溜めていくことにしよう。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku


スポンサーリンク