白川郷へ行く

世界遺産・白川郷「アイキャッチ画像」
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世界遺産・白川郷へ行く

日本むかし話に出てくるような、茅葺屋根のある家や日本の原風景のような景色の絵本やイラストを描こうと思って、世界遺産の白川郷へ写真を撮りに行ってきた。

白川郷は富山駅から白川郷・飛騨高山行きの高速バスが出ていて、バスで1時間程で白川郷に到着する。

荻町城跡(集落展望台)へ

世界遺産・白川郷「展望台への階段」

白川郷荻町バスターミナルへ到着したら、まずは世界遺産の白川郷を一望できる荻町城跡(集落展望台)へ向かう。

世界遺産・白川郷「白川郷の碑」

およそ10分くらいで高台の集落展望台へ到着。

世界遺産・白川郷「土塁と堀」

頂上には荻町城の堀と土塁跡がある。

白川郷、荻町の合掌造り集落

世界遺産・白川郷「展望台」
およそ110の合掌造りの家屋があり、庄川に沿って約1キロの範囲で広がるのが、世界遺産白川郷。世界遺産の集落としては最大規模らしい。ここの荻町城跡からの白川郷集落の眺めは素晴らしいね。

世界遺産・白川郷「マンホール」

集落を歩いてて、ふと地面を見るとマンホールも白川郷の合掌造りの絵だ。

合掌造りの修繕作業

世界遺産・白川郷「修繕」

荻町城跡から下る途中で見かけた合掌造りの修繕作業の風景。足場やハシゴは使うものの、やはり木組みや茅葺など昔ながらの伝統的な作り方をするんだね。

合掌造りの屋根

世界遺産・白川郷「屋根」

屋根に近づくと、思ったより厚い茅葺屋根になっている。白川郷の合掌造りの屋根は傾斜40~60度の急勾配にすることで、雪下ろしの負担を軽くしている。
この屋根は30~40年に1度葺き替える必要があり、村人が総出で毎年数件の屋根を葺き替えるのだとか、このように総出で何かを行う時、村人全員で助け合う精神を白川郷では「結」ゆいと呼び、村全体が相互扶助で成り立つのだそうだ。

伝統的建造物第〇〇号

世界遺産・白川郷「伝統的建造物の指定」

重要伝統的建造物群保存地区
伝統的建造物第〇〇号
国選定〇〇年
所有者〇〇
白川村教育委員会

伝統的建造物には門戸の入口などにこのような札が掛けられている。

Aコープ白川

世界遺産・白川郷「Aコープ白川」

観光案内に書いてない場所も見ようと、白川郷、荻町のスーパーAコープ白川に行ってみた。

世界遺産・白川郷「飛騨の朝露RINGOMOMOMixJuice」

飛騨の朝露と書かれたリンゴモモミックスジュースなるものが販売されていたので買ってみた。国産リンゴ90パーセント+飛騨産モモ10パーセントのジュース。リンゴ味の強いほんのりモモジュースだね。

世界遺産・白川郷「合掌造り」

こういうコケの生えた時間を感じさせる合掌造りの屋根素敵だね

世界遺産・白川郷「和田家」

合掌造り・和田家

世界遺産・白川郷「トチノミ」

道端にある水路にはトチの実がネットに入って水に浸けられていた。アク抜きでもしているのだろうか。

世界遺産・白川郷「合掌造り」

田んぼには「案山子(かかし)」などもありのどかな日本の風景だ

世界遺産・白川郷「カフェ」

昼時なのでランチにしようとしたが、田んぼの作業で休みの店(なんとも素敵な理由だ)や定休日の店などが多く、他にも修学旅行生や海外からの団体旅行の人で食事が出来る店は混んでいる所が多かった。合掌造りの落人というカフェに入ってみた。

店内に入って食べログを見たら人気漫画ONEPIECE第566話にも登場している合掌造り古民家喫茶店とのこと。レジ横には尾田栄一郎さんの描いた、合掌造りに乗るチョッパーのイラストとサインがあった。

世界遺産・白川郷「カフェ内部」

カフェ店内を見上げると合掌造り内部を見ることができる。なるほど、こういう構造なんだね。

世界遺産・白川郷「カレー」

ランチのカレーセットはカレーにコーヒーにぜんざいだった。

世界遺産・白川郷「囲炉裏」

ぜんざいは店内の囲炉裏から自由に食べて良いとのこと。なんとも素敵なシステムだ。

会計時にはオリジナルのポストカードをいただいた。

長瀬家

世界遺産・白川郷「長瀬家」

白川郷で一般公開している合掌造りの家屋がある。旧遠山家民族館、和田家、長瀬家、神田家、明善寺、ほかに屋外博物館合掌造り民家園など。
そのうちの一つ長瀬家に入ってみた。
開館時間:午前9時~午後5時まで
入館料:小学生150円、大人300円。

世界遺産・白川郷「展示物」

一階は長瀬家の歴史年表や囲炉裏の部屋がある。

世界遺産・白川郷「囲炉裏」

囲炉裏の部屋

世界遺産・白川郷「階段」

階段を登ると中二階のような階があり作男(使用人)の使う小さな部屋(踊り場)のようなものがある。

世界遺産・白川郷「内部」

作男(使用人)の使う小さな部屋の天井が低いのは主人より頭を上げないためなのだとか。そのまま二階へ。

世界遺産・白川郷「内部」

二階は農作業や山仕事の道具などが置いてある、とても広い空間が広がる。冬場はここで固豆腐を作ったり農作業や蓑(みの)を編んだりして厳しい冬を過ごしていたのだろうか。

世界遺産・白川郷「梁」

合掌材とヤナカを結束するハコ結びという結束方法。ほかにも屋根葺き全般で使う縄の結び方は「ワサン」、「ツノ結び」などがある。

世界遺産・白川郷「織り機」

織り機。ゴザなどを編むようだ

世界遺産・白川郷「内部」

三階は二階より少し天井が低い。当時の道具が所狭しと展示されている。平板の通路以外の床は根太(ねだ)のように間隔が空いていて二階が見える。高所恐怖症だとちょっと怖いかも。

世界遺産・白川郷「大工道具」

山仕事の道具

世界遺産・白川郷「生活道具」

作男(使用人)の使うお椀など

世界遺産・白川郷「養蚕用具」

三階は養蚕の部屋にもなっていて、養蚕の道具などが置かれていた。

四階もあったが立ち入り禁止だったので見る事は出来なかった。 世界遺産・白川郷「合掌造り」

合掌造り、外から見るのと中では全然違い思ったより広い空間だった。

10月だからか修学旅行生が多かった。あとは観光案内所に各国の言語の案内パンフレットが置いてあるように海外からの観光客がとても多い印象だった。

なかなか素敵な写真資料が撮れたので絵本やイラストに生かせるといいな。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku


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