かわったLINEスタンプを作ろうと思った
イラストをただ描くのではなく、何か面白いものでLINEスタンプを作ろうと思い100円ショップに材料探しに行ったところ、油粘土を見つけた。
これでちょっと変わったLINEスタンプを作る事にしよう。
このLINEスタンプはブタねんど待ちあわせというスタンプ名で発売されています。
用意したもの
油粘土
粘土用のヘラ(なかったら楊枝で代用しても大丈夫)
なつかしい色と香り、そして質感
油粘土の封を開けてみると懐かしい香りと色、触ると手にこびりつく、ねっとりした感触、小学生の頃の図画工作の授業を思い出した。油粘土をさわるのなんて懐かしく思うくらい昔の事、小さな頃は図工の授業でよく油粘土で顔や動物、怪獣などいろんなものを作ったものだ。
もう一つLINEスタンプの候補として紙粘土で着色して作ってもいいかと思っていたのだが、この懐かしい感じをそのまま質感も生かして色も付けずそのまま素材を生かした油粘土のままで面白い立体物を作りたいと思った。もしかしたら懐かしいと思って使ってくれる人もいるかもしれない。
テーマを決める
LINEスタンプを作る前にいつも考えることは使う人を想像する事、今回は待ち合わせや出掛ける時、友達とショッピングやデートなど外出するシーンを想定して作る事にした。
キーワード作り
待ち合わせというテーマでシーン別に言葉を書き出す。
遅刻、待つ
またせてごめん、寝坊した、など少し遅れる時を想定したもの
相手の立場
どこかで時間つぶしてる、あせらなくていいよ、など相手を待っているシーンを想定したもの
予定、約束
どこで会う?何時なら大丈夫?など予定を決めるもの
帰宅〜帰宅後
またいこうね、たのしかったよ、など帰りにコミュニケーション取れるもの
テーマに沿ってどのようなキーワードが使いやすいのかを外出前、外出、帰宅、のシーンに合わせて書き出してみた。
油粘土をこねる
キーワードが出たらやっと粘土をこねて立体を作る行程です。ぶたさんのキャラクターを粘土で作る事にした。
パーツを分けて作っておく
粘土を小分けしてパーツを作っていくのだけど、LINEスタンプは40個1セットなので、あとで使いやすいように鼻や手、足、胴体、とパーツを細かく分けて取っておく方がいい、キーワードごどに表情が違うので、困った表情を作ったあと嬉しい表情にするとき、顔だけ作ってそれ以外のパーツは向きを変えたりしてそのまま使えば制作する時間も短縮できると同時に同じパーツなので全体の統一感がとりやすいという効果がある。
ぶたねんど出来上がり
パーツをくっつけたら油粘土のブタさんの完成です。
テーマに合う表情
待ち合わせのテーマで考えたキーワードに合う表情や仕草で40個作っていきます。最初は粘土ベラの使い方など試行錯誤していたけど、顔の表情はいくつか作っていくとだんだん慣れてきて、こういう言葉の時はこんな表情かな?手を上げてた方がいいな、など次第にクオリティが上がっていった。
スマホで撮影する
デジカメで撮るより簡単なので、今回はiPhoneで撮影して、撮影した画像をiPhotoから取り出してパソコンで作業する事にした。
撮影のコツ
LINEスタンプでは、背景の透過処理が必要です。透過というのは背景を透明にすることです。そこで後で透過処理をするために背景を白くした方が簡単に処理を進める事が出来るのです。
白い紙を使う
わざわざ撮影のために白バックを用意するのも大変ですので、白い紙を用意します。上の図のように箱(ボックスティッシュくらいの箱)にA4サイズくらいの白い紙をテープでとめれば簡単に背景を白く撮れます。あと逆光にならないように光の位置、昼間なら窓からの光の位置など考えてから撮影しましょう。
あとは作っては撮影をひたすら繰り返し40個制作する。
背景処理が簡単
撮影した画像をiPhotoから取り出したら、背景の処理ですが、背景を白にしておいたおかげで簡単に透過処理が出来ました。
白くフチ取りする
透過したままだと実際にLINEで使う時に背景に溶け込みすぎて視認性が悪くなります、そこで上記のように白くフチを取っておくと使う時に見やすいLINEスタンプになります。
キーワードを入れていく
待ち合わせというテーマで考えた文字を配置していきます。
配置場所に気を使う
文字の配置もただフォントを配置するのではなく、待ち合わせがテーマなので、これから出掛ける!っていう楽しい雰囲気になるように文字の配置が重要です。
文字も白いフチを入れる
文字の方が見やすいようにブタのキャラクターの白いフチよりも太くしました。そのほうが文字の視認性が高まります。
変わっている、でも使いやすいLINEスタンプ
変わったLINEスタンプ、インパクト勝負のLINEスタンプを作るとき重要なのは、どんなシチュエーションで使うのか?使う人のシーンを最大限考えること、それが一番重要です。ただ変わったLINEスタンプを制作するより、変わってる、でも使いやすい!を目指すといいと思いました。
LINEスタンプ、ブタねんど待ちあわせはこちらから購入できます
イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku
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