東京都立八国山緑地
所沢に仕事の打ち合わせに行った。思ったよりも早く仕事の打ち合わせが終わったので、お散歩でもして帰ろうかと思い、散策スポットをスマホで検索した結果、所沢から西武新宿線で一駅の東村山駅から徒歩15分くらいのところに映画「となりのトトロ」に出てくる「七国山」のモデルになったといわれる場所である八国山緑地という狭山丘陵にある都立公園があるのでおさんぽしてきた。風景から空想を膨らませてイラストも描いてみた。
八国山緑地(はちこくやまりょくち)の詳細はこちら
八国山は東村山と所沢をまたがるように狭山丘陵の東端に位置する標高89.4メートルの低山、なだらかな尾根道なのでお散歩にちょうど良かった。
お散歩ルート
東村山駅ー北山公園ー八国山緑地ー西武園駅
だいたい3時間くらい歩いた。
北川
東村山駅を西口に降りるとターミナルがあり、Googleマップを見ながらしばらく住宅街を進んでいくと川が見えてきた。柳瀬川が分離して北川と前川に分かれている。ここからしばらく行くと八国山緑地に隣接している北山公園。
梅の花(白)
住宅街を歩いてると白い梅の花が沢山咲いていた。白い梅の花の花言葉は「気品」「澄んだ心」だそう。青い空と白い梅、なかなか癒される。
梅の花(赤)
またしばらく住宅街を歩くと赤い梅がしだれていてとても綺麗。赤い梅の花言葉は「優美」(上品で美しいこと)だそう。花言葉通りな感じがする。
北山公園
梅を見ながら歩くとすぐに北山公園に到着した。寒いし平日の昼間なので人があまりいない。
北山公園案内図
案内図を見ると八国山緑地は北山公園を西武新宿線の線路沿いに抜けていくとすぐに辿り着けそう。
北山公園(菖蒲田)
北山公園は花菖蒲が有名で毎年6月頃には東村山菖蒲まつりというのが行われる。いまは3月なので遊歩道の周りの芝生は緑がきれいだが、菖蒲田であろう跡は刈り取りの終わった稲田のように何もない、ちょっと寂しい風景。また菖蒲の花が咲く季節に来てみようか。
井戸ポンプ
北山公園の東屋に井戸があった、レトロで懐かしい風景。手動のポンプは汲めないように鎖でつながれていた。
北山公園から八国山へ
平日昼間なので犬の散歩している人がポツポツいるくらい、花菖蒲の時期でもないのでしばらく散策したあとは、西武新宿線沿いに八国山緑地に向かう。
八国山緑地
北山公園から八国山緑地はすぐ隣、案内板を見るとウォークツアーなどいろいろなイベントをやっているようだ。
八国山緑地(正面の階段)
道が左右と正面にあったが、正面の階段を登って道なりに進んで西武園駅まで行く事にした。
丸太置き場
しばらくいくと丸太が沢山置いてあった、資材や土止めなどに使うのだろうか、ごろんごろん並んでいて楽しい。こういうのを見るの好き。
丸太を近くで見る
丸太を近くで見ると年輪に沿って模様が違ったり、穴があいていたりする何かに見えて仕方がない。こういった風景を見るといつも様々な想像が広がっていくのだ。
架空の風景
子供の頃、天井の木目の模様が人の顔に見えたことはないだろうか、それと同じで、私は旅先や出掛けた先でこういった模様や不思議な風景などを見ると何かのキャラクターや建物があったら素敵だなと架空の風景を妄想する事がよくある。時には顔だったり、時にはお城や風景だったり、その時見た風景や模様で様々な想像が膨らんでいくのだ。
顔がいっぱい
実際にイラストを描いてみる。木目の裂け目が鼻に見えてきた、顔を描いたら楽しそうな架空の風景の出来上がり。丸太がみんなでお話しているストーリーが浮かんできそうな風景だ。まんなかの大きな丸太がヒゲが取り囲むように生えてるように見えて豪快な顔だ。出掛けたり旅先など、不思議な模様や風景を見つけるとついつい空想を膨らませてしまう。
雑木林を抜ける
なだらかな丘陵の雑木林を抜けていく、葉っぱがすれる音で風が吹くとザワザワ、サラサラ、いろんな音がする。空気が澄んでいて歩いていて気持ちいい。
八国山緑地から西武園駅へ
しばらく雑木林を歩くとすぐ八国山緑地の入口に到着。西武園駅まではすぐ目の前。たった数時間の散歩だったが良いリフレッシュになった。あいにく3月なので木々の緑はまばらだったが、夏の新緑の季節に散策したら、うっそうと生い茂る植物のまぶしい緑色に囲まれ「となりのトトロ」にあるような素敵な世界観に巡り会えそうだ。
イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku
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