鋸山と日本寺

鋸山と日本寺「アイキャッチ画像」
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海も山も楽しめる

海で綺麗なシーグラス、ビーチグラスを拾ってイラストや絵本を作るための材料にしようと思った。どうせなら海も山も楽しめる方がいいと思って調べたら千葉県の鋸山(のこぎりやま)が海も近くて都内からも2時間くらいで行けそうだ。

割引きっぷ

鋸山の最寄り駅は鋸山までロープウェーのある浜金谷(はまかなや)駅か歩いて鋸山山頂まで向かうのであれば保田(ほた)駅のようだ。調べてみると土日限定で新宿駅から新宿さざなみという特急があり、JRのえきねっとで「えきねっとトクだ値」という割引きっぷがあり、これを使うと指定券と乗車券の切符セットで最大40パーセントの割引になるそう。ただし「えきねっとトクだ値」の割引が適用される区間が決まっていて、新宿から君津、または館山までのきっぷ購入に限り割引適用みたい。そこで、えきねっとから日曜日の新宿さざなみ3号を新宿から館山まで予約購入して鋸山のある浜金谷で途中下車することにしよう。

浜金谷駅

鋸山と日本寺「浜金谷」

日曜日なので人も多いのかと思ったら新宿さざなみの指定席かなり空いていた。1時間30分くらいで浜金谷駅に到着。

浜金谷駅舎

鋸山と日本寺「浜金谷駅舎」

浜金谷駅舎の屋根の青と空の青のコントラストが綺麗だ。浜金谷は有人駅でSuicaの簡易改札がある。

金谷海水浴場

鋸山と日本寺「海」

浜金谷駅から数分。食べログを見るとアジフライが有名と書いてあるさすけ食堂の脇を抜けると金谷海水浴場だ。綺麗な海だ。前方には東京湾フェリーが久里浜港と金谷港を往復している。三浦半島や伊豆半島、伊豆大島なども快晴でくっきりみえる。砂浜には数人の人がビーチコーミングしたり、釣りをしたり楽しんでいる。

シーグラス、シー陶器

鋸山と日本寺「シーグラスとシー陶器と貝殻」

金谷海水浴場にはシーグラスが沢山落ちていた。他にも海で磨かれた陶器。シー陶器?が沢山あった。シーグラスも綺麗だけどシー陶器もなかなか綺麗だ。いい感じの模様のシー陶器を選りすぐりながら拾ってきた。なんでこんなに海に陶器の破片が落ちてるのか調べてみた。

昔、江戸時代や明治時代など不燃物の回収などない時代、陶器の簡単な欠けの場合は金継ぎなどして大切に使っていたそうだが、バラバラに砕け散った陶片は海や川に捨てることが多かったのだという。そういった陶片が長い年月をかけて波に磨かれて角が丸くなり、砂浜に沢山落ちているのだとか、最近捨てられた陶器もあるかもしれないけど、確かにシー陶器をよく見てみると模様も手描きで時代を感じさせるものも多いかもしれないね。数時間シーグラスやシー陶器を拾ってから鋸山に向かう。

鋸山ロープウェー

鋸山と日本寺「ロープウェー山麓駅」

砂浜から10分くらい歩くと鋸山へ登るロープウェーの山麓駅に到着。ロープウェー乗り場の駐車場は満車でバスや自動車の列が出来ている。電車じゃなくて車でくる人が多いんだね。

鋸山ロープウェーの営業時間と料金

通常9:00 ~ 17:00(2月16日~11月15日)冬季9:00 ~ 16:00(11月16日~2月15日)

大人(12才以上)片道500円、往復930円。小人(6才以上)片道250円、往復450円。

鋸山と日本寺「ロープウェー」

ロープウェーはだいたい10分おきに運行しているので、あまり待たずに乗ることが出来た。

鋸山と日本寺「眺め」

ロープウェーから数分でこの高度感。港や三浦半島が見渡せる。ロープウェーの乗車時間は4分ほど。

鋸山と日本寺「鋸山山頂」

ロープウェーから降りて階段を登るとすぐに山頂。

鋸山の正式名称は乾坤山(けんこんざん)

鋸山は正式な名前を乾坤山(けんこんざん)という。江戸時代、良質な石材が取れる石切場所として盛んに採石が行われていたのだそうだ。良質な石材として房州石の名でよばれていたそうだ。そして石切り場として削られた山肌がギザギザとノコギリの刃のように見えることから鋸山と呼ばれるようになったそう。採石は1982年に終了して現在は観光化されている。

日本寺は拝観料が必要

山頂を抜けると日本寺(にほんじ)という寺になっていて、鋸山の観光地である地獄のぞきなどへ向かうには拝観料大人600円、小人400円が必要。拝観時間は8:00~17:00まで。

鋸山へロープウェーで登って地獄のぞきなどを楽しむにはロープウェーの料金と日本寺の拝観料が必要になる。

鋸山と日本寺「階段」

鋸山山頂から石段を歩く。木漏れ日がきれいだ、それに海が近いからか風も涼しくて気持ちいいね。

百尺観音

鋸山と日本寺「百尺観音」

百尺観音は航海、航空、陸上交通の安全を守る本尊として作られたそうだ。それにしても大きい。

鋸山と日本寺「百尺観音」

百尺観音、近くで見てみるとスケール感がすごい。

鋸山と日本寺「地獄のぞき」

百尺観音から上を見上げると飛び出した崖に人の行列が、あれが「地獄のぞき」だね。

地獄のぞき

鋸山と日本寺「地獄のぞき」

百尺観音からしばらく歩くと「地獄のぞき」に到着。

鋸山と日本寺「地獄のぞき」

「地獄のぞき」からの眺め。

鋸山と日本寺「地獄のぞきから下をのぞく」

「地獄のぞき」から下を覗く。

鋸山と日本寺「石のトンネル」

「地獄のぞき」を見たら大仏に向かう。

鋸山と日本寺「ごつごつした石」

大仏に向かう途中には千五百羅漢道、聖徳太子像、奥の院無漏窟、あせかき不動、百躰観音、西国観音、弘法大師護摩窟といった様々な石仏のエリアを通って行く。

大仏

鋸山と日本寺「大仏」

大仏、薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい) は天明三年(1783年)に岩山を3年かけて彫刻したものが原型になっていて、その後自然の風蝕により大きな崩壊があり、昭和41年に修復され現在に至っているそうだ。

鋸山と日本寺「大仏」

大仏も近くで見ると大きい。だいたい2時間くらいかけて日本寺を回った。あとはロープウェーで降りるのだが、この日本寺は山肌にあるのでもう一度急な階段を登り山頂まで行かなければならない、これが結構大変。今回は往復の切符を買ったけれど、例えば浜金谷で登りロープウェーだけ切符購入して帰りはそのまま保田駅か浜金谷駅に歩いて降りた方が楽かもしれないね。

ロープウェーで降りたあとはまた金谷海岸でビーチグラスなどを拾って帰った。都心から1時間30分で行けて海も山も楽しめていい一日だった。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku


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