適当に切ったダンボールおじさん
適当に切ったダンボールを沢山作ってみた。その中から一つのダンボールを取り出し想像力を働かせてオイルパステルでイラストを描いてみる事にした。最初に何を描くか決めないと、そのとき臨機応変に描くので、自分でも何が出来上がるのか分からないワクワク感があってとても楽しい。今回は花瓶のような形のダンボール。これを花瓶にしたらつまらない、何か面白いキャラクターにしよう。そう思って筆任せで書き綴っていったら、ヒゲのおじさんのイラストになった。
花瓶のような形のおじさん
頭のてっぺんが水平な面白いおじさんが出来上がった。髪型の形を反転させるとヒゲっぽくなる、ちょっと関連性を持たせて描くと、おもしろいヒゲおじさんになる。ほっぺを黄色くしてみたら少し可愛いおじさんになった。
ひげと口のデティールについて
ベース配色とスクラッチ技法
ヒゲの部分もただ黒で塗りつぶすのではなく、紫、黄色、青、緑などベースにいろいろな配色をしておくと最後に黒で塗っていったときに間から覗く彩度の高い色が深みを与えていい感じになってくる。さらに楊枝などで引っ掻いて下の色を出していくスクラッチ技法という。この技法を使う事で繊細な表現も出来る。おじさんのヒゲが繊細になって深みが出て、ダンディな感じになった。
ダンボールの溝を利用する
また口の部分はダンボールの折り口だったので溝になっている。それを利用して口の赤を塗ってみた。溝になっているので、赤が上手く塗れている部分と塗れていない部分があり、これもいい味になってくる。溝になっているので、光りのあたり具合で印影も出てさらに深みが出るのではないかと思う。
イラストをフレームに入れる
出来上がったひげおじさんのイラストはフレームに入れて完成する。フレームにイラストを入れることで額縁効果と言い、額の中にあるイラストを引き立て魅力的に見せる効果があるのだ。せっかく頑張って描いた素敵なイラストだから綺麗に額縁に入れて、その時の気分によって部屋に飾ると気分も変わってくる。おじさんのイラストも額縁に入って少しだけ男前になったかも。
もしヒゲおじさんにいくつか要素を入れるとしたら、帽子やパイプなどおじさんに似合いそうなアイテムを添えてあげるか、他にもいろいろなおじさんの絵を描いて額装して沢山並べてみてもインパクトがあり、部屋がギャラリーのようで楽しいかもしれないと思った。
イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku
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