日本の色・鳩羽色（はとばいろ）鳩羽鼠（はとばねずみ）
電子書籍絵本やイラストを作るときに絵の印象を位置付けるために色彩心理に合う色を配色してきているが、日本には実に多くの色と色の名前があるので伝統色について調べてみることにした。今回は鳩羽色（はとばいろ）鳩羽鼠（はとばねずみ）
鳩羽色（はとばいろ）
鳩羽色（はとばいろ）はハトの羽にも白や鼠色や茶色などなど様々な色をしていますが、その中でも紫色の羽の部分に似た色のことを指す色名です。鳩は昔から神社や人家の近くなど身近な場所で見かける鳥です。そんな身近なところから親しまれ大正時代には衣類の色として流行しました。ややくすんだ紫色の中にも鳩特有の艶やかな色合いも相まって日本人にこの色が浸透したのかもしれませんね。海外では鳩由来の色名では鳩の血をイメージしたピジョンブラックが有名ですが、鳩の羽から色名をとったものは見当たらないので鳩羽色は日本特有の感覚で名付けられた色名なのかもしれませんね。
鳩は昔から神社や人家の近くなど身近な場所で見かけ親しまれてきました。そんな親近感を込めてこの色を見てみるとまた違った印象になりますね。
鳩羽鼠（はとばねずみ）
鳩羽鼠（はとばねずみ）は前述の鳩羽色と違い、鳩の首の周りのやや紫がかった鼠色の部分からイメージした色名のことで、着物の組み合わせに使うと上品な印象になることから昔は歳を召した女性が着物にこの鳩羽鼠の色を合わせることが多かったようです。また江戸時代には様々な鼠色が流行してこの鳩羽鼠もよく使われる色でした。
鳩羽色同様、鳩羽鼠も鳩の鳩の羽から色名をとったもの、それだけ日本人にとって鳩が身近な存在だったのかもしれませんね。
イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku
pukumuku絵本はいろんなテーマで描いています
みなさんは子供のころ読んだ絵本を覚えているでしょうか？私は子供のころに読んだ絵本から沢山の事を学びました。子供のころは何故？何？など沢山の知識欲や好奇心がいっぱいです。なぜ空は青いの？星が動くの？なんで虫は幼虫、サナギ、成虫になるの？いろんな動物の鳴き声や生き物のウンチの形、世界中のあいさつや風習、なんで？これはなに？そんな様々な何故？何？に応えてくれたり、素敵なファンタジーや空想の世界につれていってくれたのも小さな頃に読んだ絵本でした。それは私が大人になった今でも絵本から得た沢山の知恵や知識は生き続けています。そしてこれから子供達の進む先に私の絵本で、新しい世代の子供達へ知恵や知識のバトンを繋ぎたい、そんな想いで描いています。
pukumukuの絵本が世界中の子供たちの心にとどまり続ける事を願っています。
pukumukuのKindle電子書籍絵本よろしければご覧下さい。
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