日本の色・緑青(ろくしょう)花緑青(はなろくしょう)
電子書籍絵本やイラストを作るときに絵の印象を位置付けるために色彩心理に合う色を配色してきているが、日本には実に多くの色と色の名前があるので伝統色について調べてみることにした。今回は緑青(ろくしょう)花緑青(はなろくしょう)
緑青(ろくしょう)
緑青(ろくしょう)は10円玉など銅でできたものの表面に酸化して浮き上がる錆である緑青のような色をあらわす色名でややくすんだ緑色をしている。この色は奈良時代には中国から日本に伝来して、とりわけ孔雀石(くじゃくいし)という鉱物で作られた緑青色は貴重な色とされた。緑青は銅の表面に皮膜を作り銅の内部の腐食を防ぐ効果もある。
古くから日本に伝来していた緑青だが、銅茅葺屋根や大仏などの銅像を作るのに用いられていたこともあり人々にとってこの緑青色も非常に身近な色だったのかもしれませんね。
花緑青(はなろくしょう)
花緑青(はなろくしょう)は19世紀初頭にドイツで酢酸銅と亜砒酸銅の複塩を用いて作られた人工的な色でやや明るく澄んだ緑色の色名。花緑青の色は有害なヒ素を含んでいて強い毒性を持つことから日本の伝統色の色名だけが残っている。花緑青はその鮮やかな色から和服などによく合う優雅な印象の色。
イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku
pukumuku絵本はいろんなテーマで描いています
みなさんは子供のころ読んだ絵本を覚えているでしょうか?私は子供のころに読んだ絵本から沢山の事を学びました。子供のころは何故?何?など沢山の知識欲や好奇心がいっぱいです。なぜ空は青いの?星が動くの?なんで虫は幼虫、サナギ、成虫になるの?いろんな動物の鳴き声や生き物のウンチの形、世界中のあいさつや風習、なんで?これはなに?そんな様々な何故?何?に応えてくれたり、素敵なファンタジーや空想の世界につれていってくれたのも小さな頃に読んだ絵本でした。それは私が大人になった今でも絵本から得た沢山の知恵や知識は生き続けています。そしてこれから子供達の進む先に私の絵本で、新しい世代の子供達へ知恵や知識のバトンを繋ぎたい、そんな想いで描いています。
pukumukuの絵本が世界中の子供たちの心にとどまり続ける事を願っています。
pukumukuのKindle電子書籍絵本よろしければご覧下さい。
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