日本の色・鳶色(とびいろ)

日本の色・黄・茶系の色「アイキャッチ」
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日本の色・鳶色(とびいろ)雀茶(すずめちゃ)

電子書籍絵本やイラストを作るときに絵の印象を位置付けるために色彩心理に合う色を配色してきているが、日本には実に多くの色と色の名前があるので伝統色について調べてみることにした。今回は鳶色(とびいろ)雀茶(すずめちゃ)

鳶色(とびいろ)

日本の色・黄・茶系の色「鳶色」

鳶色(とびいろ)はタカ科の猛禽類である鳶という鳥の羽のような赤みのある茶褐色の事。蜜柑色、柿色、小豆色などなど日本の伝統色の名前は樹木、植物、果実など食べ物などにちなんでつけられる事が多くて、このように動物の名前で色名が付く事が珍しいです。江戸時代には四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)といって様々な鼠色と茶色が大流行していて、鳶色は江戸時代に流行した茶色の一つです。鳶は今では都心ではあまり見る機会がないが、この鳶色が流行っていた江戸時代には人里に近い場所でも高い空に弧を描くように飛び回っていてなじみ深い鳥だったそうだ。

日本の伝統色の名前の多くが樹木、植物、果実など食べ物などにちなんで名付けられる中で鳶は人々の生活に身近な存在の動物だからこそ鳶色の名が出来た。昔、人里で飛び回る鳶の姿を思い浮かべながらこの色を考えると印象深い色になりますね。

雀茶(すずめちゃ)

日本の色・黄・茶系の色「雀茶」

雀茶(すずめちゃ)は雀の羽のような赤黄色の強い茶褐色のことです。鳶色と同じように日本の伝統色の名前は樹木、植物、果実など食べ物などにちなんでつけられる事が多くて、このように動物の名前で色名が付く事が珍しいです。雀茶も江戸時代に流行した茶色の1つです。雀は今でも都会で見る事ができる鳥で、江戸時代でも見慣れた存在でした。

雀茶も鳶色同様に人々の生活に身近な存在の動物だからこそ雀茶の名前が生まれた、そんな身近な存在の雀を感じながらこの色を考えると印象深い色になりますね。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku

pukumuku絵本はいろんなテーマで描いています

みなさんは子供のころ読んだ絵本を覚えているでしょうか?私は子供のころに読んだ絵本から沢山の事を学びました。子供のころは何故?何?など沢山の知識欲や好奇心がいっぱいです。なぜ空は青いの?星が動くの?なんで虫は幼虫、サナギ、成虫になるの?いろんな動物の鳴き声や生き物のウンチの形、世界中のあいさつや風習、なんで?これはなに?そんな様々な何故?何?に応えてくれたり、素敵なファンタジーや空想の世界につれていってくれたのも小さな頃に読んだ絵本でした。それは私が大人になった今でも絵本から得た沢山の知恵や知識は生き続けています。そしてこれから子供達の進む先に私の絵本で、新しい世代の子供達へ知恵や知識のバトンを繋ぎたい、そんな想いで描いています。

pukumukuの絵本が世界中の子供たちの心にとどまり続ける事を願っています。

pukumukuのKindle電子書籍絵本よろしければご覧下さい。
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