pukumuku絵本の台割をつくる

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台割をつくる

絵本の起承転結を考えるの続き

絵本のストーリー構成、配分が出来上がったら絵本の何ページに何があるか全体を通して一目で分かりやすい一覧表「台割」というものを作る作業をする。

絵本の台割を作る

台割とは?

台割(だいわり)とは、絵本のどのページにどんなストーリーが描かれているのか一目で分かるマップと言うか設計するのに分かりやすい一覧表のようなもの。編集や出版の場面でページの情報共有するのに使う。絵本だけでなく、書籍、雑誌、同人誌など様々な本の制作に使われる。

通常の出版社などの編集、紙のDTPであれば、台割り表にはノンブル(ページ番号)を書き、表紙の表と裏、表1(表紙)表2(表紙の裏)。裏表紙の表と裏、表3(裏表紙の裏)表4(裏表紙)。1ページ目から始まり最後のページ、紙の本では最後のページには奥付けと呼ばれる著者名、発行者、発売日などを表記される場合が多い。ちなみに日本での出版ではページ数のことをノンブルと呼ぶが、ノンブルはフランス語、英語でナンバーのこと。

紙の本では入稿作業が必要になるので面付けと呼ばれる基本的には8の倍数でページを組み合わせた版下を作る。個人で作る電子書籍絵本の場合には印刷するわけではないので、分かりやすく作れるのであれば特に意識する必要はないが、最終的に、あるいは将来的に個人で電子書籍絵本を印刷、あるいはオンデマンド印刷など少部数で印刷することを想定している場合は印刷用語なども理解していると、印刷所に入稿する際に役に立つ。

自分で使いやすい台割を考える

台割はとくにこうしたほうが良いというものはなく、イラストや文章がどのように割り振られでいるのか分かりやすいことが一番。絵本を作、絵で分けたり、翻訳するなど複数の人で制作するのであれば、複数の人数で情報共有しやすい台割を作るが、個人で作る電子書籍であれば自分が分かりやすい台割であれば問題ない。台割に原稿、イラスト、写真などをページに割り振る作業の事を編集や印刷用語で割り付けと呼ぶ。

100ページの電子書籍絵本を描くなら、表紙と裏表紙などをはずした98ページ、あるいは100ページちょうどのストーリーを作るなら表紙、裏表紙入れて102ページの台割を作る。絵本の台割なので絵が描けるように枠を設けてページ番号を振っておくと良い。

起承転結の起10ページ、承50ページ、転30ページ、10ページで考えたとしたら台割の該当ページに分かりやすく起承転結の位置を書き込んでおけば、このページには起承転結の起のイラストを考えたらいい、このページには結のイラストを考えたらいいなど、一目で分かりやすくなるので最初に文字で書き込んでおく。他にも起承転結でもここは見せ場だからインパクトあるイラストとか、必要に応じて文章を書き込んでおくと全体が見渡しやすくなる。

イラストラフを描く

台割が出来上がったら実際に台割表に絵本のイラストラフを描く作業。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku

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