日本の色・団十郎茶(だんじゅうろうちゃ)

日本の色・黄・茶系の色「アイキャッチ」
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日本の色・団十郎茶(だんじゅうろうちゃ)芝翫茶(しかんちゃ)

電子書籍絵本やイラストを作るときに絵の印象を位置付けるために色彩心理に合う色を配色してきているが、日本には実に多くの色と色の名前があるので伝統色について調べてみることにした。今回は団十郎茶(だんじゅうろうちゃ)芝翫茶(しかんちゃ)

団十郎茶(だんじゅうろうちゃ)

日本の色・黄・茶系の色「団十郎茶」

団十郎茶(だんじゅうろうちゃ)は歌舞伎役者の市川団十郎の衣装からその名がついた色名で柿渋色と同じ色。江戸時代には歌舞伎などの芝居を見る事が人々の間で大流行し、人気の歌舞伎役者の服の色や着こなし髪型などをまねる人々も多くファッションリーダーのようだったそうだ。その中でも人気の歌舞伎役者である市川団十郎が狂言「暫」(しばらく)のなかで着ていた柿渋色の衣装を団十郎茶と人々の間で呼ぶようになり大人気の色となった。この団十郎茶は市川家を代表する色として代々伝わっていて、現在演じられている歌舞伎の中にも団十郎茶の衣装を見る事が出来る。

当時大人気だった芝居、そしてそこで演じる役者の人気とともに役者の名がついた色。当時の人々の中で大人気の芝居を想像しながらこの色を見るとワクワクしてくる色ですね。

芝翫茶(しかんちゃ)

日本の色・黄・茶系の色「芝翫茶」

芝翫茶(しかんちゃ)は江戸時代の歌舞伎役者の中村歌右衛門の芸名とは別に公私にわたって使った名前である俳名(はいみょう)の芝翫から名がついた色でややくすんだ茶色の事。江戸時代、中村歌右衛門が好んだ色として役者の人気とともに芝翫が好む色として芝翫茶という色名が生まれた。

この色も団十郎茶と同じく人気役者から付いた色名。どの時代もスターの服装や好みは流行するものですね。そんな当時の芝居を思いながらこの色を見ると茶色でも華やかに見えてきますね。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku

pukumuku絵本はいろんなテーマで描いています

みなさんは子供のころ読んだ絵本を覚えているでしょうか?私は子供のころに読んだ絵本から沢山の事を学びました。子供のころは何故?何?など沢山の知識欲や好奇心がいっぱいです。なぜ空は青いの?星が動くの?なんで虫は幼虫、サナギ、成虫になるの?いろんな動物の鳴き声や生き物のウンチの形、世界中のあいさつや風習、なんで?これはなに?そんな様々な何故?何?に応えてくれたり、素敵なファンタジーや空想の世界につれていってくれたのも小さな頃に読んだ絵本でした。それは私が大人になった今でも絵本から得た沢山の知恵や知識は生き続けています。そしてこれから子供達の進む先に私の絵本で、新しい世代の子供達へ知恵や知識のバトンを繋ぎたい、そんな想いで描いています。

pukumukuの絵本が世界中の子供たちの心にとどまり続ける事を願っています。

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