日本の色・琥珀色(こはくいろ)

日本の色・黄・茶系の色「アイキャッチ」
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日本の色・琥珀色(こはくいろ)飴色(あめいろ)

電子書籍絵本やイラストを作るときに絵の印象を位置付けるために色彩心理に合う色を配色してきているが、日本には実に多くの色と色の名前があるので伝統色について調べてみることにした。今回は琥珀色(こはくいろ)飴色(あめいろ)

琥珀色(こはくいろ)

日本の色・黄・茶系の色「琥珀色」

琥珀色(こはくいろ)古代に松など樹木の天然樹脂が落ち地中に取り込まれ高圧などさまざまなな条件で化石になったものを琥珀と呼びます。多くの琥珀は透明でやや暗い黄赤色をしている。琥珀はネックレスやペンダントなどの宝石として利用されており日本でもおよそ2万年前の旧石器時代の遺跡からビーズのように穴があけられた琥珀玉が出土していて非常に長い歴史がある。またジュラシックパークなど映画でも琥珀に閉じ込められた虫入り琥珀からDNAを抽出したり、夏目漱石の草枕の一節に琥珀色の表現があるなど、文学、歌詞、映画など様々なシーンでの色の表現として使われている。

日本でおよそ2万年前の旧石器時代の遺跡から装身具として使用されていたという長い歴史のある琥珀、長い間にこの色も人々になじみ深い色として根付いていったのかもしれませんね。

飴色(あめいろ)

日本の色・黄・茶系の色「飴色」

飴色(あめいろ)とは米などのでんぷんに酵素を加えて作る水飴の色の事で、現在よく見かける水飴は透明な水飴が多いが、昔の水飴は麦を材料にした麦芽水飴で、この飴色は麦芽水飴を指すやや明るい黄色をしています。水飴は日本に砂糖が伝来するまでは甘味料として調理やそのまま飴として食べるなど利用されていました。古くは日本書紀などにも水飴が使われていた記録があります。玉ねぎなどを飴色になるまで炒める、革製品などの色の説明で飴色の表現を使ったり、現在でもよく使う色名ですね。

砂糖が伝来するまでは甘味料のメインとして人々の間で身近に使われていた水飴、長い間親しまれる中でこの色も深く根付いた色名ですね。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku

pukumuku絵本はいろんなテーマで描いています

みなさんは子供のころ読んだ絵本を覚えているでしょうか?私は子供のころに読んだ絵本から沢山の事を学びました。子供のころは何故?何?など沢山の知識欲や好奇心がいっぱいです。なぜ空は青いの?星が動くの?なんで虫は幼虫、サナギ、成虫になるの?いろんな動物の鳴き声や生き物のウンチの形、世界中のあいさつや風習、なんで?これはなに?そんな様々な何故?何?に応えてくれたり、素敵なファンタジーや空想の世界につれていってくれたのも小さな頃に読んだ絵本でした。それは私が大人になった今でも絵本から得た沢山の知恵や知識は生き続けています。そしてこれから子供達の進む先に私の絵本で、新しい世代の子供達へ知恵や知識のバトンを繋ぎたい、そんな想いで描いています。

pukumukuの絵本が世界中の子供たちの心にとどまり続ける事を願っています。

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