日本の色・刈安色（かりやすいろ）黄檗色（きはだいろ）
電子書籍絵本やイラストを作るときに絵の印象を位置付けるために色彩心理に合う色を配色してきているが、日本には実に多くの色と色の名前があるので伝統色について調べてみることにした。今回は刈安色（かりやすいろ）黄檗色（きはだいろ）
刈安色（かりやすいろ）
刈安色（かりやすいろ）刈安というのは日本に昔から自生しているススキによく似ている植物の事で鮮やかな黄色に染まる。中国では五行思想の黄色の正色といえばこの刈安色を指すそう。夏から秋にかけて花穂が出てきた頃合いを見て刈り取り葉っぱの部分を染色に使っていた。また本州や四国などの野山で多く入手できることから庶民の衣服の色としてこの刈安色が広まっていった。
秋に庶民が刈安を収穫し身近な衣服に染上げる様子を想像しながらこの色を思い浮かべると鮮やかな黄色がより印象強くなりますね。
黄檗色（きはだいろ）
刈安色より少し明るいのが黄檗色（きはだいろ）。黄檗というのは柑橘類の樹木であるキハダの木の樹皮で染めたのが黄檗色で、防虫効果もあることから大事な紙を使う場合にはこの黄檗を染色に使った紙を使用していたそうだ。
鮮やかな黄檗色（きはだいろ）の黄色で染められた紙に墨で書を書く。黄色と黒の鮮やかなコントラストが当時の人達にはきっと美しく映ったことでしょうね。
イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku
pukumuku絵本はいろんなテーマで描いています
みなさんは子供のころ読んだ絵本を覚えているでしょうか？私は子供のころに読んだ絵本から沢山の事を学びました。子供のころは何故？何？など沢山の知識欲や好奇心がいっぱいです。なぜ空は青いの？星が動くの？なんで虫は幼虫、サナギ、成虫になるの？いろんな動物の鳴き声や生き物のウンチの形、世界中のあいさつや風習、なんで？これはなに？そんな様々な何故？何？に応えてくれたり、素敵なファンタジーや空想の世界につれていってくれたのも小さな頃に読んだ絵本でした。それは私が大人になった今でも絵本から得た沢山の知恵や知識は生き続けています。そしてこれから子供達の進む先に私の絵本で、新しい世代の子供達へ知恵や知識のバトンを繋ぎたい、そんな想いで描いています。
pukumukuの絵本が世界中の子供たちの心にとどまり続ける事を願っています。
pukumukuのKindle電子書籍絵本よろしければご覧下さい。
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