日本の色・丁字色(ちょうじいろ)

日本の色・黄・茶系の色「アイキャッチ」
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日本の色・丁字色(ちょうじいろ)砥粉色(とのこいろ)

電子書籍絵本やイラストを作るときに絵の印象を位置付けるために色彩心理に合う色を配色してきているが、日本には実に多くの色と色の名前があるので伝統色について調べてみることにした。今回は丁字色(ちょうじいろ)砥粉色(とのこいろ)

丁字色(ちょうじいろ)

日本の色・黄・茶系の色「丁字色」

丁字色(ちょうじいろ)はフトモモ科の植物でチョウジノキの花蕾を乾燥させたクローブという香辛料の一つでチョウジで染めた薄い黄赤色のこと。丁字の花蕾は釘に形が似ている事から釘と同じ意味のある「丁」の字が使われている。丁字はインドネシアが原産のため日本では非常に高価な色とされ平安時代には高貴な身分の者の装束などに使われていたそうだ。この丁字は香辛料だけでなく香木として香水の原料などとしても使われていたため丁字で染めた装束からも良い香りを漂わせていたそう。

平安時代、高貴な身分の者の装束などに使われていた丁字色の装束。香木としての丁字。由来を知ったあとでこの丁字色を見てみると平安貴族が装う高貴な装束と丁字の良い香りが漂ってきそうですね。

砥粉色(とのこいろ)

日本の色・黄・茶系の色「砥粉色」

砥粉色(とのこいろ)はその名の通り包丁などを研ぐときに使う砥石の粉である砥粉(とのこ)のような黄赤色のこと。現在では砥石を日常的に使う事は少なくなりましたが、昔は包丁、刀など刃物を研いだり、白木の木材などを美しく仕上げるために使ったり、歌舞伎役者が化粧で砥の粉を使うなど非常に身近な存在でした。

刃物だけでなく建築、化粧など幅広く日常で使われていた砥粉。この色も昔の人にとってきっと親しみやすい色だったのかもしれませんね。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku

pukumuku絵本はいろんなテーマで描いています

みなさんは子供のころ読んだ絵本を覚えているでしょうか?私は子供のころに読んだ絵本から沢山の事を学びました。子供のころは何故?何?など沢山の知識欲や好奇心がいっぱいです。なぜ空は青いの?星が動くの?なんで虫は幼虫、サナギ、成虫になるの?いろんな動物の鳴き声や生き物のウンチの形、世界中のあいさつや風習、なんで?これはなに?そんな様々な何故?何?に応えてくれたり、素敵なファンタジーや空想の世界につれていってくれたのも小さな頃に読んだ絵本でした。それは私が大人になった今でも絵本から得た沢山の知恵や知識は生き続けています。そしてこれから子供達の進む先に私の絵本で、新しい世代の子供達へ知恵や知識のバトンを繋ぎたい、そんな想いで描いています。

pukumukuの絵本が世界中の子供たちの心にとどまり続ける事を願っています。

pukumukuのKindle電子書籍絵本よろしければご覧下さい。
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