ムーミンパーク建設予定地
先日、日和田山に登山に行った時、山と高原地図を見ていてすごーく気になった場所があった。なんと飯能市の宮沢湖に「ムーミンパーク2017年開園予定」と書かれているではないか。早速、宮沢湖について検索してみたらムーミンのテーマパークのオープンに向け調査、工事の為6月1日から宮沢湖への立ち入りが禁止になるようだ。6月1日まであと数日。まだ間に合う!しかし日にちがあまりない。ムーミン好きとしては立ち入り禁止になる前に宮沢湖を見にいこうと早速飯能駅に向かった。
ムーミンワールド以外だと日本が世界初
ムーミンの作者のトーベ・ヤンソンの故郷である北欧フィンランドにある「ムーミンワールド」以外にムーミンをテーマにした施設は日本が世界初だそうだ。これはワクワクする。
宮沢湖へはバスで約10分
小雨が降る中、西武池袋線に乗り飯能駅に降り立つ。北口から約1時間に1本の割合で出ている日高飯能路線のイーグルバスに乗り約10分。宮沢湖というバス停で降り立つ。
アクセスが良くなるといいね
時刻表を見たところ宮沢湖へ行くバスは1時間に1本しかバスが出ていないが、もしムーミンパークが出来たらバスの本数が増えるのだろうか。飯能駅から宮沢湖まで歩くと1時間くらい掛かる。こういった施設ってアクセスが悪いと車以外の交通機関を使って遠方から来たい人はなかなか足が向かないように思える。ディズニーランドのようなアミューズメント施設も舞浜駅から数分で行けて、大阪や東京など主要都市からの長距離の直通高速バスなどもあって非常にアクセスがいいからこそ、子供の頃から何度も遊びに行っている。ムーミンパークもアクセス良くなると気軽に何度も行けていいね。
バス停の前にある売店
バス停のすぐ前に売店があるが、自販機のみ稼働中で、店舗は現在閉店している。ムーミンパークが開園したらまた開業するのだろうか。
宮沢湖へ続く道
宮沢湖へはバス停から1本道なので迷う事はない。前方に柵が設けられている。もしかして入る事が出来ないのか?少し不安になる。
お知らせの看板
看板には6月1日から立ち入り禁止になる事が書かれていた。柵の右側に入口があって入れるようになっている。間に合ってよかった。
お知らせにある通りフィンテックグローバル社という投資会社がムーミンパークに関わっているようだ。ムーミンのテーマパークを設立するために「株式会社ムーミン物語」という会社を立ち上げたそう。ムーミンに特化したかわいい会社名だ。
柵の横の出入口から入ってみると、湖の周りの遊歩道には何人か散策している人や犬の散歩している人がチラホラ。
Metsäメッツアとは
北欧の雰囲気とムーミンの世界を体験出来る施設メッツァって書いてあるけど、「メッツァ」ってなんだろう。調べてみたらMetsaと言うのはフィンランド語で「森」を意味するそうだ。なるほどムーミンの世界観とピッタリな名称なんだね。
ムーミンゾーンとパブリックゾーン
ムーミンのテーマパークMetsä(メッツア)は面積は18万7000平方メートル(およそ東京ドーム4個分に相当)ムーミンのテーマパークの全容は宮沢湖の湖畔にパブリックゾーンとムーミンゾーンに分かれる。パブリックゾーンは無料で入場することが出来て飲食店やショップ、自然を生かしたアスレチックフィールドになるようだ。ムーミンゾーンは有料でムーミンの世界を体験出来るアトラクション、ムーミン関連の土産物屋やレストランなどが作られるそう。
この広大な宮沢湖に囲まれた自然を存分に生かしたムーミンの世界が広がるといいな。
宮沢湖の湖面
あと数日で工事と調査が入るので湖畔のいたるとことに単管バリケードが張り巡らされている。釣りやボートなどもあったようだし、もう少し早く気づいて見に来れば良かった。
宮沢湖の由来
宮沢湖は自然の池ではなくて、人工池なんだね。
宮沢湖の湖面
穏やかな湖面。晴れた日にボートで回れたら楽しそうだ。山と高原地図には湖の周囲を散策すると1周約40分と書かれている。
落ち葉がフカフカ
昨夜から雨だったせいか少しジメジメ蒸し暑いが、自然が豊かで、空気も美味しい。落ち葉がフカフカしていてトレッキングシューズで歩くと心地よい。
緑色の湖面
湖面が緑色でなんだか絵本に出てきそうな風景だ。あまり手を入れずに自然そのままにムーミンパークが出来て欲しいな。
巾着田や高麗へ向かう分岐
しばらく進むと宮沢湖周回する遊歩道と別に巾着田や高麗へ向かう道に分岐している。日和田山の登山帰りにも歩いてムーミンパークに行く事が出来そうだ。
草花がいっぱい
さらに進むと川と橋が見えてくる、あぜ道には草や黄色いコスモスだろうか、黄色と緑の草のコントラストが非常に綺麗だ。
宮沢湖に流れる川
宮沢湖へ小川が流れている。なんとも穏やかで素敵な風景。スナフキンが川べりで三角テント張ってハーモニカでも吹いてたらいい感じだね。
原っぱ
緑のじゅうたんのような原っぱ。シロツメクサやクローバーがいっぱい咲いている。フカフカして楽しい道だ。思わず四葉のクローバー探しをしてしまった。
遊歩道
またしばらく行くと舗装された湖畔沿いの遊歩道になり、もと来た立ち入り禁止の看板の場所に戻る。
立ち入り禁止になるまえに宮沢湖を周遊できて良かった。
ムーミンパークが出来上がったらまた来よう。どんなテーマパークになるのだろう?今から楽しみだ。池袋から飯能まで1時間程で行けるし自然豊かな湖の散策路が癒された。
個人的にはあまり手を入れず自然をそのまま生かしたほうがムーミンの世界観に近いのではないかと思う。
宮沢湖温泉喜楽里別邸
宮沢湖を見たらそのまま帰ろうかと思ったんだけど、バス停の横に宮沢湖温泉喜楽里別邸って温泉施設の看板があったので、ちょっと寄って見る事にした。
宮沢湖温泉喜楽里別邸外観
せっかく来たので温泉だけじゃなく岩盤浴など全部楽しめる「ゆったりコース」にしてみた。これが行って正解だった。1階の温泉から宮沢湖が一望出来るし、2階の岩盤浴はモンゴル式の火釜(プルガマ)で室内を暖め、床はトルマリンなど色々な天然石で身体を温める事が出来る。ランチも90分間ビュッフェ(バイキング)形式で楽しめて癒される施設だった。ただし小雨が降る平日にもかかわらず混んでいたので土日はかなり混んでるのかもしれない。
ムーミンパークが出来たら帰りにこの温泉施設も一緒に行けば身も心も癒されて素敵な1日を過ごせる事だろう。
トゥーティッキ(おしゃまさん)
もう一つ気になったけど行っていない場所があって、宮沢湖近くにハンモックカフェのトゥーティッキってカフェがある。トゥーティッキ!ってムーミンに出てくる「おしゃまさん」このとだよね。ベレー帽と赤と白のボーダーの服とか着た店員さんがいたら素敵だなあ。なんて妄想してみる。ハンモックに揺られながらまったりと眺める宮沢湖の湖畔。なんとも癒されそうだ。また行く時はこのカフェも見にいってみようかな。
イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku
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