高尾山薬王院へ初詣
年の初めは仕事がいろいろたまっていたので、なかなか初詣に行けなかったが、やっと時間が取れたので初詣に行ってきた。せっかくならイラストや絵本の資料になりそうな自然豊かなで眺めの良い風景のあるところに初詣しようと思い高尾山薬王院へ行くことにした。
高尾山口駅
ネットで調べたら、電車往復乗車券とケーブルカーかリフト往復乗車券で2割引の高尾山往復切符というのがあったので窓口で購入してみた。京王線を乗り継いで高尾山口駅へ、数年ぶりに高尾山口にきたのだが、木がふんだんに使われた作りで駅舎が新しくなっていた。
調べてみたら新しい駅舎は2020年東京オリンピック会場、歌舞伎座、サントリー美術館などを手掛けた建築家、隈研吾氏のデザインらしい。コンセプトは千本格子、羽目板張り、大和張り、小端立て張りなど様々な木組みでデザインし高尾山を表現されているそうだ。
京王高尾山温泉、極楽湯。新しく温泉までできている。
エントランスのライティングもきれいだ、登山の帰りに汗を流して帰るのに良さそう。
高尾山口駅から改札を出て右に5分くらい歩くとケーブルカー、リフトのりばのある駅に到着。山頂まで歩いたほうが気持ち良さそうだったが、高尾山往復切符にリフト、ケーブルカーのチケットもついているので、今回はリフトに乗って行くことにした。
リフトはこの時期ちょっと寒いけど、リフトの揺れも心地よく、眺めも楽しめる。
リフトから降りるとこの眺め。東京が一望できるね。
リフトから道なりに歩いていると大きな木が並んでいた。大きいものは10人くらいで囲めるくらいの太さではないだろうか。
この大きな木の並木は説明が書いてあって、東京都指定天然記念物「高尾山杉並木」とのこと樹齢1000年近いんだね。この杉並木は八王子八十八景に選ばれているそうだ。
絵本やイラストの資料に写真を撮りながら、しばらく歩くとやっと薬王院に到着。平日なのに人が多いね。
高尾山薬王院は天平16年(744年)に聖武天皇の勅命により東国鎮護の祈願寺として立てられたそう。薬王院は大本堂、本社(権現堂)、山上の諸堂、山麓の諸堂、山中の諸堂と複数のお堂があるそうだ。
厄除開運。高尾山の地形にあわせてお堂があるので、階段が沢山あるね。
南無飯縄大権現(なむいづなだいごんげん、なむいいづなだいごんげん)って何だろうか。調べてみたら山岳信仰が発祥の神仏習合(しんぶつしゅうごう)の神さまのことらしい。
萬民豊楽と書かれている。皆が豊かに楽しく暮らすって意味だろうか。
まだまだ階段が続く。なかなかいい運動になる。
お線香が沢山もくもく。お線香の香りが心地よい。
装飾が素晴らしいね。まず赤に緑の補色のコントラストが効いて、黒でそれらの色が強調され、金色で荘厳や雅といった印象に昇華されているね。
獅子だろうか、装飾を近くで見てもデティールが細かくて素晴らしい。
正面の彫刻も素晴らしい。きっと1つ1つに意味があるんだろうね。今度調べてみよう。
やっと一番上のお堂に到着。階段が多くていい運動になった。
お参りをして、おみくじを引いたら大吉だった。今年もマイペースで自由にイラストや電子書籍絵本が描けるといいな。
階段を下りていたら法螺貝(ほらがい)の音と共になにやら行列がやってきた。高僧だろうか。
帰りの山道を歩いていると寒い。ふと道端を見ると霜柱が一面に。
リフトに乗って下山したら、ちょうどお昼時、高尾山といえばトロロ蕎麦なので、日光屋という高尾山口駅からすぐの蕎麦屋さんでトロロ蕎麦を食べた。山頂が寒かったから温かい蕎麦は身体が芯から温まるね。
今年は初詣が遅くなってしまったが、高尾山の初詣は眺めもいいし、階段が沢山あっていい運動になって、美味しい蕎麦もあって良かった。また来年も行こうかな。
イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku
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