富士山山頂をぐるっと一周
富士山へ登る2の続き
日の出も見たし、朝食もとったし体もだいぶ温まってきたので次は富士山山頂の火口をぐるっと一周するお鉢巡りだ。山と高原地図を確認すると一周1時間30分くらい。現在時刻5:08分。
富士山火口が大きな口を開けている。火口には万年雪がある.
お鉢巡りを右回り左回りどちらにしようか調べたら剣ヶ峰に至る急勾配の馬の背が滑りやすいようで、馬の背を登る形になる右回りでのお鉢巡りが良いみたい。
富士山山頂には8つのピークがある。最高峰3776メートルの剣ヶ峰(けんがみね)、白山岳「釈迦ヶ岳」(はくさんだけ)、久須志岳「薬師ヶ岳」(くすしだけ)、成就岳「勢至ヶ岳」(じょうじゅだけ)、朝日岳「大日岳」(あさひだけ)、浅間岳(あさまだけ)、駒ケ岳(こまがたけ)、三島岳「文殊ヶ岳」(みしまだけ)。頂上にある8つの峰を八神峰と呼び、それらを巡る八巡りがお鉢巡りの語源となった説がある。ほかに富士山山頂には金明水、銀明水といった湧き水がある。
朝日岳からさきほどまでご来光を見ていた久須志神社方面を望む、かなり高度感あがある。
山頂は軽石などがゴロゴロしていて足を取られやすいので慎重に歩く。
眼下には雲海が広がっている。
噴火口の地層が赤や緑や黄色できれい。
頂上富士館。ここは土産物や食事だけでなく日本一高い場所にある山小屋、宿泊施設として有名だそうだ。
頂上浅間大社奥宮(ちょうじょうせんげんたいしゃおくのみや)。中では金剛杖に御朱印を押してもらったり、お札やお守りなどを販売している。
火口も見る場所で様々な表情があるね
馬の背。かなり急勾配なのがわかる、実際登ると急勾配な上に固い地面の上に細かい軽石があるので滑りやすい。
旧富士山測候所。2004年までは気象観測、台風予報を行なっていた。現在は自動気象観測装着で気象観測を行なっているそうだ。
電子基準点。GPSを使い正確に位置を観測、測定するための基準点のことで、2002年9月12日に富士山に初めて電子基準点が設置されたそうだ。基準点の標高は3777.5メートルだが、一般的な富士山の標高である3776メートルに変更は無いとのこと。
剣ヶ峰。頂上は記念撮影で長い行列が出来ていた。
富士山の形の影が見える。これは頂上からじゃないと見ることが出来ない景色だね。影富士と呼ぶそう。
雲海が広がって、雲間から山々が見える。
富士山には2つの火口があり、大きな火口を大内院、小さな火口を小内院と呼ぶ。ここは大内院と小内院の間。
久須志岳。これを見れば周囲にどんな山々があるか分かりやすい。
久須志岳の鳥居。積み石がある。積み石は道しるべの意味合いなどがありケルンと呼ぶそうだ。
雲海と登山者。
久須志神社の鳥居。お鉢巡り無事一周。5:08分にお鉢巡りを開始して現在時刻が6:33分だから地図通りだいたい一周1時間30分だ。
お土産などを買ったりしたら、いよいよ吉田ルート下山道で富士スバルライン五合目へ向かう。その前に下山道は砂埃が舞うらしいのでゲーター(トレッキングスパッツ)とマスクを装着。時刻7:08分。
下山道は山頂に物資を運ぶブルドーザーの道がジグザグに続く。走り降りると砂埃が舞い上がる。体じゅうに砂埃が降りかかるのでゴーグルも持って来ればよかった。
下山道はかなり急斜面なのでストックなどを使いバランスを取りながら下山する。
途中の吉田口、富士スバルライン五合目と須走口五合目の分岐があるので、ここで間違えると大変。富士スバルライン五合目方面へ下る。
六合目の落石よけのシェルター。ここまで来れば五合目までもうすぐだ。
富士スバルライン五合目到着。時刻9時10分。山頂からだいたい2時間だ、登りは6時間くらい掛かり大変だったのに下りは早いね。小御嶽神社を見て帰宅。
心配してた高山病の症状もまったく出ず無事下山できた。また来年も行こうかな。山小屋の食事は慌ただしかったので、また富士登山するときは素泊まりでクッカーや食材もって自炊しよう。
富士登山の持ち物へ続く
イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku
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