桜と江戸東京たてもの園
桜の季節なので小金井公園の桜を眺めつつ、絵本やイラストの資料に昔の建物や生活用具、レトロな小物などが多数展示されている「江戸東京たてもの園」に行ってきた。
桜が満開の小金井公園
江戸東京たてもの園は東京都立小金井公園の一角にある。小金井公園の満開の桜が綺麗だけど人が多い、テントを貼って花見をしている人達も多かった。小金井公園から江戸東京たてもの園に向かう。
住所:東京都小金井市桜町3-7-1
アクセス:JR中央線「武蔵小金井」駅北口から2番、3番のりば西武バスで「小金井公園西口」下車 徒歩5分
西武新宿線「花小金井」駅「武蔵小金井駅行き」のバスに乗車。「小金井公園西口」下車 徒歩5分
JR中央線「東小金井」駅よりバス6分
営業時間:4月~9月:午前9時30分~午後5時30分。10月~3月:午前9時30分~午後4時30分
入館料金:一般:400円。65歳以上の方:200円。大学生(専修・各種含む):320。高校生・中学生(都外):200円。中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 :無 料
正面から見た江戸東京たてもの園の入口(ビジターセンター)。この建物は光華殿と言って1940年皇居前で行われた紀元2600年の記念式典のために建てられた式殿とのこと。1941年に小金井市に移築されたそう。
入口にはスタジオジブリの宮崎駿さんデザインのマスコットキャラクター「えどまる」の看板があります。正面入口にから入ると館内左は江戸東京たてもの園の歴史などの展示物、右は館内カフェと土産物売り場。正面には受付とチケット売り場がある。チケットを購入すると正面に展示室と屋外に出ると広場になっていて、西ゾーン、センターゾーン、東ゾーンにわかれている。
正面入ってすぐの所に江戸、東京の歴史や文化、風俗などの小さな書籍コーナーがあって、床下収納の活用方法や江戸時代の天窓と火事についてなど興味深いことが書かれている書籍が沢山あってよかった。
案内板を見ると西ゾーンが武蔵野の農家、古民家、山の手の住宅。センターゾーンが偉人など邸宅を展示する歴史的建造物ゾーン。東ゾーンは下町の町並みが再現されたゾーンになっている。まずは歴史を順に遡るために西ゾーン、センターゾーンから見ていく。
西ゾーンには江戸時代後期、多摩郡野崎村の農家。八王子千人同心組頭の家、江戸後期の郷士組頭の屋敷。などがあって、昔の農家にタイムスリップしたような感覚になる。
農家の家の中も完全に再現されていて囲炉裏にも火が灯っている。
よく磨かれてツルツルの年季の入った廊下
縁側からの眺めや風が心地いい
八王子千人同心組頭の家。縁側が心地よくみんな縁側で座ってのんびりしている。
農家の入口すぐに土間がありかまどや炊事場もある。
デ・ラランデ邸はドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデの邸宅。
デ・ラランデ邸は1914年(大正3年)にデ・ラランデが死去した後、1956年(昭和31年)カルピス株式会社の創業者三島海雲の邸宅として使われ、三島海雲の死後は三島食品工業株式会社の事務所として1999年(平成11年)まで使用されたそうだ。そして2013年4月20日に江戸東京たてもの園に復元公開されたそう。
デ・ラランデ邸はカフェ「武蔵野茶房」という名称でカフェにもなっているのだが、混んでいて1時間待ちなので断念。座席数:屋内約30席、屋外テラス約30席
小出邸。当時オランダで流行していたモダンなデザインを取り入れたそうだ。
収納がいっぱいで使いやすそうだ
風呂釜が小さく1人でいっぱいになるサイズ
応接室のソファーがきれい
縁側がキラキラして綺麗だ
ボンネットバス。元は航空自衛隊の使用車両で映画で使用するために塗装されたそうだ。
財閥三井本家の邸宅の照明。装飾が美しい
広いキッチン
天井の装飾がとても凝っている
キラキラ美しいシャンデリア
常盤台写真館は建物の一角がアールになっているのが特徴のモダンな建物。この建物は昭和初期の地常盤台に建てられた写真館で被写体が撮影しやすいよう直射日光が直接入らないよう北側から間接光が入るように設計されているそうだ。
ライト。これで被写体にライティングするのかな
写真館の撮影ブース。
前川國男はル・コルビュジエ、アントニン・レーモンドに師事。モダニズム建築の建築家。左右対称シンプルで素晴らしい邸宅だ
前川國男邸の室内。ロフト付きで窓からの採光や吹き抜けが素晴らしい。とても戦前の建物だとは思えない内装。
対面式のキッチン。
オーブンやキッチンも機能的で使いやすそう
江戸東京たてもの園へ行く2へ続く
イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku
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