イラストの色について(黄色の色彩)

イラストの色について黄色
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黄色について

イラストやキャラクターなどを仕事で描く時に第一に考える事は色彩の事。色彩が人の感情に与える影響はとても大きいのです。どんな素晴らしいイラストやキャラクターを思いついてもイメージと色が一致していなければ見る人に響く事が難しいと思います。今回は黄色について書いてみよう。

黄色のイメージ

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黄色は明るい光りやぽかぽかした陽気な太陽のイメージなど、前向きな明るく楽しい感情になる印象があります。イラストを描くときも活発、快活、コミュニケーションなどのイメージを描く時、明るくて楽しいキャラクターを描くときなどに効果的に使うといいだろう。

危険を知らせる色

黄色は自然界の中では蜂やヒョウ、虎などの身体の色からも分かるように視認性の高い黄色と黒の縞模様のコントラストは危険を表す警告色として知られています。警告色は人間社会でも踏切や工事現場など危険や警告を示す場所で利用されている。自然界には他にもいろいろな警告色があるので、自然界、生物の身体の色などを参考にして危険や警告をイメージするイラストやキャラクターを制作する時には参考にしてみるといいだろう。

黄色の心理効果

黄色はその色から前向きや楽しさ喜びを連想させる。黄色は有彩色の中で一番明るい色であり、その色で気分を刺激する事から集中力を高めたり、注意力を高める心理効果があります。膨張色なので黄色は柔らかくて軽い印象を持たせる。イラストを描く時にも膨張色の特性や連想される言葉のイメージを巧みに使うと絵の印象を大きく左右するものとなる。

逆効果になる場合

黄色は楽しい、ユーモア、嬉しいイメージの色としてのイメージがあるが、警告色としてのイメージもある。楽しいイラストを描いたのに警告色の印象が強くなってしまい、結果的に危険、警告といった印象になってしまっては元も子もない、イラストやキャラクターをイメージ通りの色彩にするために色の面積比などに気をつけて、イラストラフの段階で綿密に色の配分を決めていくと良いだろう。この作業を重ねる事で仕事でのクオリティ向上につながる。

色の持つポジティブとネガティブ

色にはポジティブとネガティブなイメージがある。どちらもイラストを描く時でも、効果的に使う事によって良い面を引き出す事になるので、この黄色はどんな印象になっているのか、常に考えていく事を心掛けていくと良い。

黄色のポジティブなイメージの例
明るい、ユーモア、楽しい、活発、しあわせ、陽気、朗らか、無邪気

黄色のネガティブなイメージの例
危険、警告、注意、不安、緊張、自己中心、弱い、甘え

黄色には他にも様々なイメージがあるのでイラストやキャラクターを描くときは、まず色から連想されるどんな言葉のイメージが当てはまるのか常に考え、効果的な配色を心掛けてみるといいだろう。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku


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