日本の色・胡粉色(こふんいろ)

日本の色・灰色系の色「アイキャッチ」
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日本の色・胡粉色(こふんいろ)象牙色(ぞうげいろ)

電子書籍絵本やイラストを作るときに絵の印象を位置付けるために色彩心理に合う色を配色してきているが、日本には実に多くの色と色の名前があるので伝統色について調べてみることにした。今回は胡粉色(こふんいろ)象牙色(ぞうげいろ)

胡粉色(こふんいろ)

日本の色・灰色系の色「胡粉色」

胡粉色(こふんいろ)は日本画の絵具として使われる色のことで、牡蠣のカラを砕いて作る白い顔料のことを言う。胡粉を何度も塗り重ねることで高級で上品な光沢ある色合いが出ることから日本画ではよく使用される色だ。また雛人形など日本人形の顔の彩色にもこの胡粉色を使い、美しく上品な顔に仕上げている。

日本画や日本人形などによく使われている胡粉色。たしかに日本人形を思い出してみると光沢のある白が上品に見えますね。

象牙色(ぞうげいろ)

日本の色・灰色系の色「象牙色」

象牙色(ぞうげいろ)はその名前の通り象の牙のような色のことで、やや黄色味がかった白色をしている。今では1989年のワシントン条約によって象牙の国際取引は禁止され、象牙を使った商品を見ることは無いが、古くは日本の正倉院の宝物などにも象牙を使った工芸品や、江戸時代には東南アジア、中国経由で多くの象牙が輸入され根付や印ろう、茶道具など様々な工芸品として象牙を用いた商品が数多くあり、多くの職人が象牙工芸に高度な技術を競っていったそうだ。

古くは日本の正倉院の宝物にもある象牙。今ではワシントン条約によって象牙を使った商品を見ることはありませんが、当時の象牙色は庶民にとって身近な色だったのでしょうね。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku

pukumuku絵本はいろんなテーマで描いています

みなさんは子供のころ読んだ絵本を覚えているでしょうか?私は子供のころに読んだ絵本から沢山の事を学びました。子供のころは何故?何?など沢山の知識欲や好奇心がいっぱいです。なぜ空は青いの?星が動くの?なんで虫は幼虫、サナギ、成虫になるの?いろんな動物の鳴き声や生き物のウンチの形、世界中のあいさつや風習、なんで?これはなに?そんな様々な何故?何?に応えてくれたり、素敵なファンタジーや空想の世界につれていってくれたのも小さな頃に読んだ絵本でした。それは私が大人になった今でも絵本から得た沢山の知恵や知識は生き続けています。そしてこれから子供達の進む先に私の絵本で、新しい世代の子供達へ知恵や知識のバトンを繋ぎたい、そんな想いで描いています。

pukumukuの絵本が世界中の子供たちの心にとどまり続ける事を願っています。

pukumukuehon

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