日本の色・撫子色(なでしこいろ)

日本の色赤系「アイキャッチ」
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日本の色・撫子色(なでしこいろ)・葡萄色(えびいろ)

電子書籍絵本やイラストを作るときに絵の印象を位置付けるために色彩心理に合う色を配色してきているが、日本には実に多くの色と色の名前があるので伝統色について調べてみることにした。今回は撫子色(なでしこいろ)・葡萄色(えびいろ)

撫子色(なでしこいろ)

日本の色赤系4「撫子色」

人々に愛でられた撫子色

撫子といえば撫でし子や大和撫子など可愛らしい子供や女性に例えられるが、枕草子でも「草の花は撫子、唐のはさらなり、大和のも、いとめでたし」(草の花は撫子がいい、唐のものは言うまでもなく、大和のものも大変素晴らしい)といかに撫子の花が愛でられていたかがうかがい知ることができる。

撫子は現在では品種改良され赤色だけでなく白色など様々な花の色があり、秋の七草の一つにあげられる植物ですが、撫子の開花時期は6月〜。そして開花時期が長いことから常夏という名前も持っています。能の装束で撫子色の模様と一緒にススキが添えられているものが多いのも開花時期が長いことなどが由来しているようです。

能の装束や歌などにも詠まれ、撫子色が当時とても愛されていたことがわかります。

日本の色赤系4「葡萄色」

ちょっとくすんだ紫色の葡萄色。なぜエビイロと呼ばれるのかというと、エビカズラという山ブドウの実の色をあらわしているのです。この色は平安時代から貴族など高貴な人々に好まれていて、源氏物語にも「葡萄染にやあらむ、色濃き小袿〜」と葡萄色についての服装など出で立ちについての言葉を見ることができます。またこの葡萄色は冬から春の装束によく合わせられていた色なので、冬から春あたり気候を思いながらこの色に思いを馳せてみるのもいいかもしれません。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku

pukumuku絵本はいろんなテーマで描いています

みなさんは子供のころ読んだ絵本を覚えているでしょうか?私は子供のころに読んだ絵本から沢山の事を学びました。子供のころは何故?何?など沢山の知識欲や好奇心がいっぱいです。なぜ空は青いの?星が動くの?なんで虫は幼虫、サナギ、成虫になるの?いろんな動物の鳴き声や生き物のウンチの形、世界中のあいさつや風習、なんで?これはなに?そんな様々な何故?何?に応えてくれたり、素敵なファンタジーや空想の世界につれていってくれたのも小さな頃に読んだ絵本でした。それは私が大人になった今でも絵本から得た沢山の知恵や知識は生き続けています。そしてこれから子供達の進む先に私の絵本で、新しい世代の子供達へ知恵や知識のバトンを繋ぎたい、そんな想いで描いています。

pukumukuの絵本が世界中の子供たちの心にとどまり続ける事を願っています。

pukumukuのKindle電子書籍絵本よろしければご覧下さい。
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