日本の色・紫紺(しこん)茄子紺(なすこん)

日本の色・紫系の色「アイキャッチ」
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日本の色・紫紺(しこん)茄子紺(なすこん)

電子書籍絵本やイラストを作るときに絵の印象を位置付けるために色彩心理に合う色を配色してきているが、日本には実に多くの色と色の名前があるので伝統色について調べてみることにした。今回は紫紺(しこん)茄子紺(なすこん)

紫紺(しこん)

日本の色・紫系の色「紫紺」

紫紺(しこん))は日本に自生するムラサキ科の植物であるムラサキ草の根を使って染めていた染色のことで、その名の通りムラサキの根、紫紺の色名で明治以降に呼ばれるようになった比較的新しい色名。ただ紫色を染めるときはそれ紫紺という色名で呼ばれる以前からムラサキ草の根が使われていたそうだ。紫紺はやや暗い紫色をしている。とても落ち着いた色で高貴な印象に見える色で春の高校野球の旗や着物の色などにもよく使われる。

紫紺は明治以降についた比較的新しい色名ですが落ち着いた上品な色合いから春の高校野球の旗や、着物の色などに使われるのですね。確かに落ち着きや上品なイメージのある色ですね。

茄子紺(なすこん)

日本の色・紫系の色「茄子紺」

茄子紺(なすこん)はナスのような紫色を帯びたやや暗い青紫色のことを指す色名。ナスは奈良時代にはすでに日本で栽培されいた長い歴史のある野菜で、その頃は大変貴重な野菜でしたが、江戸時代になると収穫が安定したことから広く栽培されることになり江戸時代の庶民的な野菜となったそうだ。そしてこの茄子紺の色名が使われるようになったのも江戸時代で比較的新しい色名です。

奈良時代、すでに日本で栽培されていたが貴重な存在だったナス。しかし江戸時代に入りナスの収穫が安定し庶民的な野菜になったことから広く親しまれ、それと同時にこの色名も浸透していったのかもしれませんね。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku

pukumuku絵本はいろんなテーマで描いています

みなさんは子供のころ読んだ絵本を覚えているでしょうか?私は子供のころに読んだ絵本から沢山の事を学びました。子供のころは何故?何?など沢山の知識欲や好奇心がいっぱいです。なぜ空は青いの?星が動くの?なんで虫は幼虫、サナギ、成虫になるの?いろんな動物の鳴き声や生き物のウンチの形、世界中のあいさつや風習、なんで?これはなに?そんな様々な何故?何?に応えてくれたり、素敵なファンタジーや空想の世界につれていってくれたのも小さな頃に読んだ絵本でした。それは私が大人になった今でも絵本から得た沢山の知恵や知識は生き続けています。そしてこれから子供達の進む先に私の絵本で、新しい世代の子供達へ知恵や知識のバトンを繋ぎたい、そんな想いで描いています。

pukumukuの絵本が世界中の子供たちの心にとどまり続ける事を願っています。

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