日本の色・白藍（しらあい） | pukumukuのイラスト探検隊

日本の色・白藍（しらあい）瓶覗（かめのぞき）

電子書籍絵本やイラストを作るときに絵の印象を位置付けるために色彩心理に合う色を配色してきているが、日本には実に多くの色と色の名前があるので伝統色について調べてみることにした。今回は白藍（しらあい）瓶覗（かめのぞき）

白藍（しらあい）

白藍（しらあい）は真っ白な紙に藍色を一滴ポツンと落としたような淡い藍色を指し、藍色は大まかに濃藍、中藍、浅藍、白藍の４つに分けることができるが白藍は藍染の中で最も薄い色。

藍染は古くから日本で紙や布を染色するのに広く使われ様々な濃淡の藍染と藍を使った色の色名がありそれだけ多くの人に親しまれてきたのでしょうね。

瓶覗（かめのぞき）

瓶覗（かめのぞき）は白藍と同じように淡い藍色を指す言葉。なぜこのような名称なのかというと、通常の藍染は何度も藍瓶に何度も何度も浸すことで濃い藍色になってゆくが、瓶覗は藍染を染める際に白い生地を１度だけ藍瓶に浸して染めあげる、その際に生地をさっと瓶を覗き込むように１度だけ潜らせるさまからこの名前になったそうだ。

藍色は様々な明度、彩度でバリエーションがあり色名も多くあり瓶覗もその１つです。多くの藍の色名があるというのはそれだけ多くの人に親しまれてきたということでしょうね。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku

pukumuku絵本はいろんなテーマで描いています

みなさんは子供のころ読んだ絵本を覚えているでしょうか？私は子供のころに読んだ絵本から沢山の事を学びました。子供のころは何故？何？など沢山の知識欲や好奇心がいっぱいです。なぜ空は青いの？星が動くの？なんで虫は幼虫、サナギ、成虫になるの？いろんな動物の鳴き声や生き物のウンチの形、世界中のあいさつや風習、なんで？これはなに？そんな様々な何故？何？に応えてくれたり、素敵なファンタジーや空想の世界につれていってくれたのも小さな頃に読んだ絵本でした。それは私が大人になった今でも絵本から得た沢山の知恵や知識は生き続けています。そしてこれから子供達の進む先に私の絵本で、新しい世代の子供達へ知恵や知識のバトンを繋ぎたい、そんな想いで描いています。

pukumukuの絵本が世界中の子供たちの心にとどまり続ける事を願っています。