日本の色・木賊色(とくさいろ)

日本の色・緑系の色「アイキャッチ」
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日本の色・木賊色(とくさいろ)海松色(みるいろ)

電子書籍絵本やイラストを作るときに絵の印象を位置付けるために色彩心理に合う色を配色してきているが、日本には実に多くの色と色の名前があるので伝統色について調べてみることにした。今回は木賊色(とくさいろ)海松色(みるいろ)

木賊色(とくさいろ)

日本の色・緑系の色「木賊色」

木賊色(とくさいろ)はシダ植物の仲間で本州中部から北海道までの湿地帯に自生している植物その茎の色である青みのあるやや暗い緑色を木賊色という。木賊は昔から観賞用として和風庭園などに用いられたり生け花の植物としてもよく用いられる。また茎を煮てから乾燥させたものは木地製品の研磨や仕上げの磨きとしても使われる。

昔から観賞用や生け花の客材、木地製品の仕上げとして使われるなど多くの場所で親しまれていた木賊。そんな親しみを感じながらこの木賊色(とくさいろ)を見てみると青みのあるやや暗い緑色も深みを帯びて見えてきます。

海松色(みるいろ)

日本の色・緑系の色「海松色」

海松色(みるいろ)は世界中の熱帯や温帯のごく浅い海や岩礁などに多く自生している海藻の仲間で扇状に広がり40センチほどの大きさで、海松の枝葉の暗い黄緑色を指す色のこと。現代は食用の習慣はないが昔は食用として親しまれ、和歌にも多く読まれたり万葉集や土佐日記、伊勢物語など海松の表記を見ることが出来る。

平安時代にはこの海松、鑑賞用としても利用されたり、おめでたいハレの日などの衣装などにも多く使われていました。そんなおめでたい色として改めてこの海松色(みるいろ)を見てみると華やかなイメージになりますね。

イラストレーター
キャラクターデザイナー
プクムク/pukumuku

pukumuku絵本はいろんなテーマで描いています

みなさんは子供のころ読んだ絵本を覚えているでしょうか?私は子供のころに読んだ絵本から沢山の事を学びました。子供のころは何故?何?など沢山の知識欲や好奇心がいっぱいです。なぜ空は青いの?星が動くの?なんで虫は幼虫、サナギ、成虫になるの?いろんな動物の鳴き声や生き物のウンチの形、世界中のあいさつや風習、なんで?これはなに?そんな様々な何故?何?に応えてくれたり、素敵なファンタジーや空想の世界につれていってくれたのも小さな頃に読んだ絵本でした。それは私が大人になった今でも絵本から得た沢山の知恵や知識は生き続けています。そしてこれから子供達の進む先に私の絵本で、新しい世代の子供達へ知恵や知識のバトンを繋ぎたい、そんな想いで描いています。

pukumukuの絵本が世界中の子供たちの心にとどまり続ける事を願っています。

pukumukuのKindle電子書籍絵本よろしければご覧下さい。
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